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英語を話すコツを考える

英会話上達のヒントを考察するブログ

英語の話し方を身につけよう-実践編4-可能性・能力について

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学校で英語を学ぶと、通常、[can] = [~できる] と教わります。その [can] を実際の会話で使おうと思うと、-「ここも [can] でいいのかな?」と意外にも悩む場面に出くわします。今回は、その [can] を色々な角度から眺めることで、どうやって使えるものにしていくのかを解説していきます。(そこから英会話上達へのヒントを探ります)


英語で可能性・能力について表現するものとは

英語で可能性・能力について表現するものは、

例1 He  can  speak  English . (彼は 英語を話せる) 
例2 He  was  able  to  be  there  . (彼は そこにいることができた) 
例3 He  couldn't  pass  the  exam . (彼は パスできなかった その試験に) 

1、主語 [can + 動詞の原形]  動詞に関連 ~ (+接着剤 説明)
2、主語 [be able to + 動詞の原形] 動詞に関連 ~ (+接着剤 説明)
3、主語 [could + 動詞の原形]  動詞に関連 ~ (+接着剤 説明)

こちらは、全て基本文の中の動詞が拡張した文で、動詞の左側に補足要素が加わっています。

動詞の拡張については、こちらに詳しく説明してあるのでどうぞ。

www.colombiacolom.net

基本文を簡単に説明しておくと、

基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]
([主語  動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)

英文は、[主語] [動詞] [動詞に関連] [接着剤  説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みは、状況に応じて個々に拡張したり、複数が拡張したりします。

[主語]        ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
[動詞]        ,,,, [~する] という意味を表すもの
[動詞に関連]  ,,,, 基本、名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it(正確には、動詞に関連するもの)
[接着剤 説明] ,,,, 前置詞/不定詞/動名詞/接続詞/関係代名詞/関係副詞 etc (正確には、接着剤効果のあるもの)

拡張とは、それが単独ではなく何かと一緒に利用されることで [表現できる幅を広げていく] ことを意味しています。

基本文について詳しく知りたい方は、こちらを読んでください。

英語を話すために、英語の基本文という軸を持つ。 - 英語を話すコツを考える


それぞれが持つ特徴はどんなものなのか?

動詞を拡張させる [can] がここで表現しているのは、可能性と能力についてです。

=> He  can  be  wrong . (彼が 間違えることもある)-可能性
=> He  can  speak  English .(彼は 話せる 英語を)-能力

日本語で考えると、可能性は [~可能性がある] 、能力は [~できる] という意味でとらえられるものになります。
=> 彼でも 間違える [可能性がある]
=> 彼は英語を 話すことが [できる]

[can] は、主に現在時における状況や行為の実現可能性について表現するものです。
(他の許可という意味での利用は違う時に説明する予定です)


続いて、例2の [be  able  to] ですが、[be  able  to] と例1の [can] は意味における違いは、ほとんどないと考えていいと思います。可能性・能力を表現する場合に、[can] の代わりに、この [be  able  to] を使うことができます。

通常は、[be  able  to] より [can] を利用しますが過去の [~できた] を明確に表現したい場合は、この [be  able  to] を利用します。

また、[~可能性がある/~できる] という意味と、might 等の助動詞や、完了形、不定詞(to 動詞)等の意味とを併用したい時に、この [be  able  to] は効果を発揮します。

[can] が助動詞で、そういった物と一緒に利用することができないからです。


[be  able  to] は [be動詞 + 形容詞 + to] で構成されたものなので、
=> Jane  might  be  able  to  help  the  child .(ジェーンは 助けることができるかもしれない その子供を)-[~できる + ~かもしれない]

=> Bob  haven't  been  able  to  run  since  car  accident .(ボブは 走ることができなくなった 車での事故以来)-[~できる + ある時から~している(ここでは~していない)]

=> He  was  able  to  be  there  . (彼は そこにいることができた)-[~できた]
という形で、他の助動詞や、完了形、不定詞(to 動詞)等と併用が可能です。(これらも別の時に詳しく説明します)

注意: [can] は、完了形と併用できませんが、[can't/could/could't] は併用できます


ちなみに、一般的な能力(通常やれば身につけられる能力)について直接尋ねる場合は、
=>Can  you  speak  English ?  (または Are  you  able  to  speak  English ?) とすると、[あなたは英語を話せますか?] と聞いたつもりでも、[あなたは英語を話す能力がありますか?] と受け取られる可能性があるので、
=>Do  you  speak  English ? と [Do/Does] を使った疑問文で尋ねるのが無難です。


続いて例3の [could] です。[can] が [~の可能性がある/~できる] なので、[可能性があった/~できた] について考えます。

まず [~可能性がある => ~可能性があった] という部分ですが、これは [could] で表現可能です。

ボブの親が大金持ちだったが彼が20歳の時に親が破産した場合、
=>Bob  could  use  a  lot  of  money  until  he  was  20 . (ボブは可能性があった 沢山のお金を使える 20歳までは)

この [could] は、[~できた] ことを表現しているわけではなく、[~する可能性があった] ことを表現しています

 

続いて [できる => できた] という部分ですが、これも [could] で表現可能なのですが、その場合は少し条件があると考えてください。

通常 [could] で表現するのは、[昔は ~できた(昔の能力について)] という意味で使う時で、[一回 ~できた] という事柄については使いません

なので、大抵、英文の中に [いつ ~できたのか] という時期を入れます。
=>I  could  play  guitar  when  I  was  16 . (私はギターを弾けた 16歳の時)
=>I  could  play  guitar  until  I  was  16 . (私はギターを弾けた 16歳まで)

これは、[主語 could + 動詞 動詞に関連 ~] + [when/until  基本文2]

この [昔は~できた] という意味は、今はできるのかできないのかを判断できません。利用するのは、[過去のその時は~できた] ということを話したいときに限ります。[いつ] という時点を入れずに [could] を使うことは可能ですが、入れた方が好ましいと考えましょう。


通常、英語で [~できた] は [could] を多用しない?

 

そもそも、通常、日本語の [~できた] の多くは、英語では [could] ではなく過去形の『~した』で表現されます。

日本語で [試験にパスできた] なら、それを [試験にパスした] と変えて考え、[お金を儲けることができた] なら、[お金を儲けた] に変えて英文を考えてください。

=> I  passed  the  exam .(私は パスした その試験に)
=> I  got  a  lot  of  money . (私は 儲けた 多くの金を)      

英語では、[~できた] は普通の過去形 [~した] で表現することが多いです。英語と日本語の言語間での違いをすり合わせておきましょう。

 

当然、その過去形を使った表現では [苦労した結果~できた] というニュアンスは伝えられません。英会話でそういったニュアンスを伝えたい場合は、[managed to + 動詞] か [succeeded in 動詞ing] で表現可能です。

=>I  managed  to  pass  the  exam .(私は なんとかパスした その試験に)
=>I  succeeded  in  passing  the  exam .(私は なんとかパスした その試験に)
 

そうすると、[~できなかった] と言いたい場合は、過去形を否定文にすればいいのかというと、その場合は [couldn't(could  not)] を使っても問題ありません。(こういう部分がわかりにくいですよね)
=>I  couldn't  pass  the  exam . (私は パスできなかった その試験に) 

もちろん、過去形で表現しても問題ありません。
=>I  didn't  pass  the  exam . (私は パスしなかった その試験に) 


could のもう1つの表現

[could] は、[昔は~できた(~できなかった)/~可能性があった] という使い方の他に、もう1つ知っておくと非常に便利な使い方があります。

それは、[can] の控えめな意味として使う方法です。

[can] の [~可能性がある/~できる] に対して、[could] は [可能性があるだろう(あるんじゃないかな)/~できるだろう(できるんじゃないかな)]という意味で使えるということです。

=> He  could  be  wrong . (彼が 間違えていることもあるだろう)
=> He  could  speak  English . (彼は 話せるんじゃないかな 英語が)

これは、[will/would] [may/might] の関係性と同じものです。形は過去形でも意味は過去ではなく、その現在形の意味を和らげた働きをします。


どうやって頭に入れたものを使えるものにしていくのか?

 

まず、日本語で [~することができる/できた] を、可能な限り [~する/した] で考えるようにします

例えば、日本語の [~行ける/行けた] [チケットを取れる/取れた] 等は、[行くことができる/できた] [チケットを取ることができる/できた] と考えられる一方で、多くの場合 [行く/行った] [チケットを取る/取った] と考えることが可能です。

よく考えてみると、日本語で [~することができる/できた] と言っていることの多くは、[~する/~した] と表現しても問題ないものです。

多くの [~することができる/できた] という表現が、[~する/した] で表現可能です。[~する/した] で表現できる範囲を自分の中で拡げていきます。そうすることで、[~する/した] と考えられるものは [現在形/過去形] 、そうできないものは [can/could] という線引きをします。そうやって [~可能性がある(あった)/~できる(できた)] を使う場面をより自分の中で明確にするのです

 

そこに、たまに使うものとして、[苦労して(なんとか)~できた/した] =>[managed to + 動詞(または succeeded in 動詞ing)] を設定しておきます。日本語でも英語でも、頻繁に [なんとかして~できた] という表現を使うのは違和感を感じます。それを聞いた相手もうんざりするのではないでしょうか。通常 [~できた] は過去形を使い、[~できた] ことを強調したい時にのみ、この形を使いましょう。

  • 日本語の発想を捨てるのではなく、
  • 日本語の発想を英語のルールに乗せやすい形にしていく。

そうやって英語との感覚のズレを少なくすることで、日本語から英語への変換をスムーズにしていきます。

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そして基本、[can] が使いこなせるようになるまでは、[be  able  to] は使わずに [can/could] だけを使うことにします

最初は使うものを狭めておくことで脳から記憶を引き出しやすくするのです。

[be  able  to] は、助動詞、完了形、不定詞等と一緒に使う時に効果を最大限に発揮するので、それらを使えるようになってから、[be  able  to] を使うことにしても遅くはありません。[can] の過去形は、通常文の過去形を使って何とかします

この使うものを最初のうちは狭めておくことは、他の助動詞でも説明しました。

英語の話し方を身につけよう-実践編1-未来について。 - 英語を話すコツを考える


そして、もう1つ他の助動詞と比較した形で [can/could] を頭に入れておきます。

どういうことかと言うと、
=> He  would  be  wrong  .(彼は 間違えるだろう)
=> He  might  be  wrong  .(彼は 間違えるかもしれない)
=> He  can  be  wrong  .  (彼が 間違えることもある) 
=> He  could  be  wrong  .(彼が 間違えることもあるだろう)

と比較して頭に入れておきます。(例文はどんなものでもかまいません-自分で考えてみてください)

なぜ、こんなことをするのかと言うと、[will, would, might] 等の推量が表現していることも、可能性と言えば可能性だからです。可能性の中にある違いを明確にしておくのです。

  • [can/could] の可能性は、[現在時における実現性についての可能性] で、
  • [will, would, might] 等の可能性は、[推量の過多から見た将来の可能性] です。

現在時において起こる可能性があるのかないのか、つまり現状においての可能性の有無を問うているのが [can/could] で、将来起こる確率がどのくらいなのかの可能性を推量、つまり将来に起こりうる確率を予測しているのが [will/would/might/could] です。(could は、どちらの意味でも利用できます)

注意:否定形 [can't] は少し事情が違っていて、将来の可能性について言及可能です。
=> It  might  not  rain  tomorrow . (雨は降らないかもしれない 明日は)
=> It  can't  rain  tomorrow . (雨が降るはずがない 明日は)-可能性の否定

助動詞 [will, would, may, might, can, could, should, must, + have to] 等は、意味が似通っているので、個別に覚えると使う時に頭が混乱しやすいと考えています。

助動詞についてはこちらも参考にしてください。

www.colombiacolom.net

英語の話し方を身につけよう-実践編2-助言、忠告について。 - 英語を話すコツを考える

紛らわしい他の助動詞の表現と [can/could] を比較して頭に入れておくことで、違いを明確にし判断の迷いを少なくしたいのです。

そうすることで、覚えた英語の表現を引き出しやすくしておきましょう。そういった準備が英会話上達への重要なステップになるはずです。