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英語を話すコツを考える

英会話上達のヒントを考察するブログ

英語を話すために、英語の基本文という軸を持つ。

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英語のネイティブスピーカー方や、第二言語なのに流暢に英語を話す人達の英語を耳にして、彼等は、どういった法則に基づいて英語を話しているのかと疑問に思ったことはありませんか?

私は、その英語が長くなっている仕組みを理解できた時、[ああ、なるほど、そういう事なのね] と思いました。そして、その仕組みを自分なりに単純化することで、それを自身が英語を話すための軸としてきました。

もちろん、その軸となるのは、前回少し説明した [英語の基本文] です。どういった過程で、英語の基本文という発想が出てきたかはこちらからどうぞ。

www.colombiacolom.net

英文を作成するための軸となるのは、

基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]

(その中の [主語  動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)


英文は、この 1,[主語]、2,[動詞]、3,[動詞に関連]、4,[接着剤  説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みが、状況に応じて、個々に拡張したり複数が拡張したりすることで文が長くなります

(正確に言うと、4の [接着剤 説明] は拡張ではなく利用)

拡張とは、説明を補足するために文が長くなる事と考えてください。と前回ここまで説明しました。今回は、もう少し詳しく英語の基本文について説明したいと思います。(そこから英会話上達へのヒントを探ります)


英語の基本文を理解すると、英文の仕組みが見えてくる

まず英文を構成する四つの枠組みをもう少し細かく説明すると、 

  •  [主語]        ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
  •  [動詞]        ,,,, [~する] という意味を表すもの
  •  [動詞に関連]  ,,,, 名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it
  •  [接着剤 説明] ,,,, 前置詞/接続詞/関係代名詞 など
  •  (副詞、一部の日時は接着剤なしで説明を補足できるものもあります)


三つの枠組みの拡張と接着剤の利用を例文で見てみると、

1, This  book  is  interesting . (この本は面白い)
2, He  respect  Bob  .  (彼はボブを尊敬している)
3, It  is  a  flower .  (それは花です)
4, Bob  came  here .    (ボブはここに来た)
               
1の文の [主語] が拡張すると => This  book  [(that) he  gave  me  yesterday] is  interesting .
2の文の [動詞] が拡張する   => He  [should]  respect  Bob  .
3の文の [動詞に関連] が拡張すると => It  is  a  [beautiful]  flower  .
4の文で [接着剤 説明] を利用すると => Bob  came  here  [with  Ken] .

1は、関係代名詞によって [主語] が拡張。
2は、助動詞によって [動詞] が拡張。
3は、形容詞によって [動詞に関連] が拡張。
4は、[接着剤 説明(ここでは前置詞 + 名詞)] によって拡張。
(それぞれの拡張と利用については、今後詳しく説明する予定です)


英語は、枠組みの拡張と利用によって足りない説明を補っていくのですが、そういった装飾をはぎとってみると、ほとんどの英語は、[主語  動詞 動詞に関連] で形成されています。


どうやって英語の基本文を作成していくのか?

この基本文を作成することが、英文を作成していくための基本ルールなのですが、作成の流れは、左側から順に配置していくという至って単純なものです。その流れを、実際に英文を作成する場合の注意点とともに見ていくことにします。

 

基本文は、[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)] なので、最初に配置するのは、当然、[主語] ということになります。

この英語において最初に配置される [主語] の注意点は、[主語を省略しない] ということです。英語では、日本語と同じで、文の最初に主語がきます。

 

ただ、そこには、大きな違いがあって、英語では、基本的に主語は [省略されない] ということです。日本語では、主語は頻繁に省略されますが、英語では、主語は基本的に省略されません。省略しないということが、そんなに重要なことなのと思うかもしれませんが、これは英語という言語において、とても重要なことなのです。

なぜかというと、英語は、主語を省略してしまうと、[誰について話しているのか、わからない言語だから] です。日本語で、主語を省略できるのは、省略された部分を、文脈から推測するという要素を日本語が持っているからです。(スペイン語等もそうで、あちらは動詞の変化で主語を理解できます)

それに対して英語では、主語が省略された場合、省略された部分を、文脈から推測するということが想定されていません。

 

そのため英語では、主語を利用することで、誰について話しているのかを [明確にする] 必要があります。

 

日本語との違いを、例文で比べてみましょう。

例えば、[昨日、渋谷に行ったんだ。] という日本語を、主語を省略して[Went to Shibuya  yesterday.] という英語にして相手に伝えた場合、


それを聞いた相手は、高い確率で、
[Who  went  to  Shibuya ??(または、単純に Who(または You) ??)]
[誰が行ったの ??(または誰が/あなたが ??)] 等と聞き返してくるはずです。

英語で、主語を省略してしまうと、その文が [誰について話しているのか] を推測することはできません。

なので、英語では、主語(ここでは) [ I ] を省略せず、
[I  went  to  Shibuya  yesterday.] とする必要があります。


このように英語では、日本語と違って、主語を明示する必要があるので、文の最初に、[主語] を持ってくるクセをつけることが肝心です。

そのクセをつけるのに有効となるのが、基本的に [人を主語にすると決めておく] ことです。

  •  基本的に、英語の主語になるのは、
  •  [I, You, He, She, We, They, It, 名詞] のどれかです。


もちろん、[It] は、[それは] で、人ではありませんし、[They] は、[それらは] と、人ではない場合もあるので、とりあえず、[I, You, He, She, We, They, 人の名前(名詞に含まれる代名詞)] を主語にすることを中心に考え、それに、[It, They] の [それ, それら] と [名詞] で補足していくという形で頭に入れておけばいいと思います。

そうやって、主語をなるべく [人にする] と決めておくことで、主語を省略しなくなるだけでなく、もう2つメリットを得ることができます。

それは、頻繁に省略される日本語の主語を可視化できるという点です。

どういうことかと言うと、日本語では主語を省略しても、[昼寝が好きです] [昨日は疲れた] のように、表面上 [昼寝が] や [昨日は] のように主語に見えるものが沢山あるからです。でも、それは、正確には主語ではなくて、[(私は)昼寝が好きです]、[(私は)昨日疲れた] と、ここでの主語は [私] なはずです。そういった文の形成の仕方の違いからくる失敗を防ぐためにも、人を主語にするのがいいと思うのです。

そう考えて英文を作成できれば、
=> [I  like  to  take  a  nap .]
  私は 好きです 昼寝が

=> [I  was  tired  yesterday  .]
  私は 疲れた   昨日

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[人を主語にする] と決めておくことで隠れていた日本語の主語が顕在化でき、英語で利用する場合の正確な主語が、いったいどれなのかが自分の中で明確になってきます。

そして、もう1つのメリットは、[主語] が [I, You, He, She, We, They, It] のどれかの場合、主語は拡張することができないので、主語の拡張について考える必要がないということです。主語が拡張する場合は、[名詞 + α] が主語になります。(この主語の拡張については、また違う時に詳しく説明します)

 
主語を最初に配置したら、その次は?

 

英語では、主語の次に、必ず [動詞] がきます
         

これは、英語の絶対的なルールです。
日本語では、動詞は、通常、文の最後に配置され、日常の会話においては、動詞は様々な位置で利用可能です。それに対して、英語では、動詞は [必ず主語の後] に配置されます。これは英語が、日本語と違って、最初に [何が起きた(何があった)かを説明する] 言語で、日本語で考えると、まず [~は(が) ~する(した)] ということを明示する必要があるということです。

難しく考える必要はありません。言語が違うわけですから、そういうものなのだと割り切って考えましょう。(そういった割り切りは英会話上達には欠かせません)

主語の所で、最初うちは、主語にするのは、[I, You, He, She, We, They, It, 名詞] と決めておくとお話ししました。そのうち、[I, You, He, She, We, They, It] は、拡張できない主語なので、そのすぐ後に、動詞を配置すればいいだけです

[名詞] は拡張可能なのですが、最初のうちは拡張するということは脇に置いて、 拡張しない [物の名前/人の名前] 等を利用して、[主語 動詞] という流れを身につけましょう。

 

主語、動詞の次に来るものは、何なのか?

 

動詞の次は、[動詞に関連するもの] が配置されます。
    

英語が話せない時にやってしまいがちなミスの一つに、動詞までで、文を終わらせてしまうというのがあります。多くの場合、英語では、動詞までではなく、動詞の次、動詞に関連までで [文が一区切り] されます。

なので、大抵、動詞までで文を切ってしまうと意味が伝わらなくなってしまいます。

日本語では、話しの流れで、文脈から [動詞に関連] の意味を察すことができる場合、主語の省略と同じように、頻繁に動詞に関連の部分も省略されます。例えば、日本語の会話の中で、ある有名なハンバーガーの話しをした後に、「俺、食べたよ。」と言えば、そのハンバーガーを食べたんだということを相手は理解するはずです。

それに対して、英語では、「俺、食べたよ。=> I  ate .] と動詞までで文を終了させてしまうと、それを聞いた相手は、通常「んん、何を(食べたの)?」となります。
ここで言うなら、日本語で省略されている [それを] という部分を省略せずに、[I  ate  it .] とする必要があるということです。

日本語の [~を(に)] に該当する部分を忘れずに配置しましょう。そこまで配置することができれば、英語の基本文の核は完成します。

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一般的に、動詞の後に来るものは、目的語/補語と呼ばれています。

ただ、私は、その呼称は使わずに、それらをまとめて、[動詞に関連するもの] と呼んでいます。(通常、省略して [動詞に関連])

なぜ、一般的な名称を利用しないのかというと、皆さんは、目的語、補語って言われて、それがいったい何か想像できますか

それだと、動詞の後に来るものを想像しにくいと思うのです。

動詞の後には、目的語/補語が来ると覚えておくよりも、
動詞の後には [動詞に関連したもの] と覚えておくことで、
動詞の後に、何が配置されるのかを脳に強く働きかけたいのです。

 

英文を作成するルールを解析し単純化していくと、[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)] という基本文にいきつきました。英会話上達の第一歩は、その中の [主語 動詞 動詞に関連] という基本文の核を作成することにあります