英語を話すコツを考える

英会話上達のヒントを考察するブログ

動詞 [get] を身につけることが英会話上達への近道なのはなぜ?

f:id:colombiacolom:20170528013422j:plain

前回、[get] の表現を、1,[~を得る/獲得する/ゲットする] という意味に集約できるもの]と、2,[{get +α} の右側の部分から意味を推測しやすいもの] というくくりにして、[get] の幅広い表現を使えるものにしていくことが英会話上達の近道になるというお話しをしました。

そのきっかけとなったのは以下のような思考の流れによります。

  • 英語の文は1つだと考えるようになる。(英語の基本文を利用する)
  • 英語の文を作成する肝は、動詞だと気がつく。
  • 沢山の動詞を覚えるより、1つの動詞の変化で数多くの表現を覚える方が楽かもと考える。

今回は、前回、説明できなかった、1と2以外の他の [get] の表現について解説していきます。(そこから英会話上達へのヒントを探ります)


動詞 [get] はどんな表現が可能なのか?

動詞 [get] には非常に多くの意味があります。それを何の関係性を持たせずにバラバラな状態で覚えていくのは非効率的です。何かしらの関連性を持たせたグループにくくって頭にインプットしていきます。

前回は [get] の表現を3つに分けて、その中の1と2を説明しました。

1-[~を得る/獲得する/ゲットする] という意味に集約できるもの
2-[get + α] の中で、意味が +α からイメージしやすいもの
3-それ以外(1,2以外)で便利に利用できるもの

今回取り上げるのは3なのですが、[それ以外(1,2以外)で便利に利用できるもの] だと分類わけが大まか過ぎるので、もう少しわかりやすいように訂正します。

  • 1-[~を得る/獲得する/ゲットする] という意味に集約できるもの
  • 2-[get + α] の中で、意味が +α からイメージしやすいもの
  • 3-[~(の状態)になる] という意味に集約できるもの
  • 4-[~される] という意味に集約できるもの

1、2の詳しい内容が知りたい方は、前回分を読んでください。

www.colombiacolom.net


[get] の [~(の状態)になる] の意味に集約できるものとは

この3[~(の状態)になる] という表現は、最初に以下の2つに分けておきます。

  • 3-a, [get + (感情表現を表す)形容詞/名詞など]
  • 3-b, [get + (その他の)形容詞/名詞など]

何回、分類わけするんだと思うかもしれませんが、最初の段階で関連付けて分類わけしておく方が記憶を引き出しやすくなるので、後々楽です。それくらい [get] で表現できる幅が広いと考えてください。

[3-a]
怒る => get angry
頭にくる => get mad at ~
感情的になる => get emotional
不愉快になる => get annoyed
恥ずかしくなる => get embarrassed
気が散る => get distracted
不安になる => get nervous
怖気づく => get cold feet
焼きもちをやく => get jealous
うんざりする => get fed up with ~
あきる/退屈する => get bored with ~
がっかりする  => get depressed
疲れる => get tired
興味がわく => get interested in ~
興奮する => get excited
病みつきになる => get hooked on ~
~に真剣に/本気になる => get serious with ~
~を本気でやる気になる => get serious about ~

これらは、[get] の右側の +α の部分に形容詞/名詞等が配置され、感情的な表現を可能にします。

f:id:colombiacolom:20170504035841j:plain

[3-b]

濡れる => get wet
病気になる => get sick
風邪をひく => get cold
がんになる => get cancer
悪くなる => get worse
よっぱらう => get drunk
二日酔いになる => get a hangover
マンネリ化する => get into a rut

迷う => get lost
行き詰る/立ち往生する => get stuck

[3-b] は、[get +α] で感情表現以外の [~(の状態)になる] という意味に集約できるものです。ある程度、似たものでくくって覚えていくと、それに関連した表現を頭に入れていくのも効果的です。そこに当てはめられる形容詞/名詞等のインプットを増やせば増やすだけ表現できる幅を拡げていけます


[get] の [ ~される] の意味になるものとは

この4[ ~される] の意味になるものは、日本語のからも推測できますが、これらの表現は現実ではあまりされたくないことが多いです。

だまされる => get sucked in ~
一杯くわされる/だまされる => get screwed
裏切られる => get double-crossed
痛い目にあう(あわされる) => get burned
ひどい目にあう(あわされる) => get kicked around ~
ぼられる => get ripped off ~
殴られる => get a black eye

リストラされる => get laid off

クビになる(される) => get fired

自分がされたくないことが大半ですが、覚えておくと非常に便利なものばかりです。


なぜ、動詞 [get] に注目するのか?

英語が話せない段階で [get] という動詞を眺めていると、あまりにも沢山の意味があるので、-[なんで、こんなに多くの意味があるんだ] とか、-[こんなにあったら覚えるの面倒くさいじゃん] という感じでゲンナリしますが、不思議なもので見方が変わると-[{get} かなり便利じゃん] という好意的な感情を抱くようになります。

そうなる要因の1つは前回お話しした、動詞を沢山覚えるより [get] が持つ多くの表現を上手にくくって覚えた方が楽(または効率的)に思える点にあるのですが、その他にもう1つそう感じさせてくれる要素がこの動詞 [get] にはあります。


それは [get] の表現の多くが、日常的に使える表現(または日常的な表現)だという点です。

英会話を上達させるには、日常的によく使う動詞を使いこなせるようになるのが近道です。あなたが医療行為に携わらないのに、医療用語に関する英単語、熟語、表現ばかり覚えても自身の英会話の上達は実感できないでしょう。あなたが思う-[英語が話したい!] の大半の部分は、日常会話を英語で話したいのはずです。それなら日常会話の中で使う確率の高い表現を優先して覚えていく方が、上達への手応えを感じやすくなります。そういった点においても、[get] の表現を集中的に覚えていくことは優れていると思うのです。

 

どうやって [get] を使えるようにするのか?

前回と同じように、最初は、上にある [get] の表現を使って自分なりの例文を作成します。基本文を使って具体的に英文を作成することで、[動詞に関連] に当てはめる、名詞/形容詞を一緒に頭に入れていきます

基本文とは、

基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]
([主語  動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)

英文は、[主語] [動詞] [動詞に関連] [接着剤  説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みは、状況に応じて個々に拡張したり、複数が拡張したりします。

[主語]        ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
[動詞]        ,,,, [~する] という意味を表すもの
[動詞に関連]  ,,,, 基本、名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it(正確には、動詞に関連するもの)
[接着剤 説明] ,,,, 前置詞/不定詞/動名詞/接続詞/関係代名詞/関係副詞 etc (正確には、接着剤効果のあるもの)

拡張とは、それが単独ではなく何かと一緒に利用されることで、[表現できる幅を広げていく] ことを意味しています。

英語の基本文について詳しく知りたい方は、こちらを読んでください。


続いて、日本語思い浮べる => 英語の動詞を探す => 基本文に当てはめて英文を作成するという流れを1つのパッケージとします。

思い浮かべた日本語から英文を作成する過程で、英語の動詞をまず [get] の表現のどれかにできないかを考えます。ここで大事なのは、ササッと探して該当するのがないからといって、すぐに違う動詞を探さないということです。

もちろん、自分がわからない英語の動詞を探すのは良いことなのですが、ここでは [get] が持つ沢山の表現を使えるものにするのが目標です。なので、最初の段階で [get] に当てはめられる表現がなかった場合、[get] の日本語を少し変えれば何とかできそうなものを探します。

イメージとしては、
-[これも [get] でいけないかな~]
-[おっ、あれも [get] でいいいかも] という発想を持つようにするということです。

f:id:colombiacolom:20170521143736j:plain

動詞 [get] には多くの意味があるという特性があります。その特性を、日本語側の視点から注視することで有効活用していきたいのです。[get] で表現できる幅は実はもっと広いのではという視点を常に持つことで、あなたが [get] で表現できる幅を拡げていけます。可能な限り多くの日本語を、自分の中で [get] 化していけないかどうか考えてみてください。正直、少し無理かな~と思う日本語も、[get] で表現できないかな~と色々と探っていきます。

なぜ、そんな事をするのかというと、[get] の表現をあなたが頼るべきものにしていくためです。最初の段階で [get] の表現ばかり覚えるということは、悪く言えば [get] に依存するということです。
英語を話すためには、最初に動詞を決定する必要があります。

動詞を決める際に、軸となるものがないと自分が覚えた多くの動詞の中から使う動詞を探すことになりますが、軸となる動詞が自分の中にあると、-[取りあえず [get] で何とかしよう] という発想が最初に出てきます。

つまり、そういう状態(依存できるだけの動詞)を [get] で作ろうということです。


最初に覚えるのは動詞という点については、こちらを読んでください。

www.colombiacolom.net

そうやって [get] で表現できる幅を日本語の視点から拡げていくことで、これは [get] で行ける、これは [get] では無理だなという自分の中での線引きが明確になります。その線引きができれば、自分が覚えるべき他の動詞も明確になってくるという算段です。

でも、もしその線引きが間違っていたらどうすればいいのでしょう?

新しい言語を身につけていく過程で、何か間違って覚えてしまうということなんてよくあることです。間違いに気がついた段階で修正していけば問題はないはずです。最初の段階から、そんな簡単な気持ちで間違えるということについて考えられないと思うかもしれませんが、よく考えてほしいのは [間違えて覚えることがない] ことの方が不自然だということです。全く間違えることなく、新しい情報(英語に限らず)を自分の中に吸収していくことなんて、ほぼ不可能なはずです。

最初のうちは、
=> あっ、間違ってた!
=> ちくしょー、間違ってた!!
=> くそっ、こんなことやってられっか!! 等と感じるかもしれませんが、

その感覚は勉強と練習を積み重ねていくことで、
=> あ~、間違って覚えてたよ。
=> 実際はこうか~。ふむふむ、なるほどね

というような感覚に少しづつ変化していきます。間違えていたということにも意味があるはずです。間違いを自分で認識することで、[get] に対する自分の中での可動範囲は以前よりも明確になります。

1つの動詞の利用範囲を拡げていくという試みを進めていくことで、手持ちの/使いこなせる動詞が少ない状態で、どうやって英語で話しをするのかという発想が自然と芽生えてくるはずです。

そういった発想は、英文を作成する時に [臨機応変に対応する技術] につながっていきます

間違いをゼロにすることを考えるより、少しでも(英語のルール上可能な限り)自分の都合の良いようにならないかなという視点を持つことの方が、何かを学習していく上ではるかに有意義だと思います。何かを覚えていく過程で間違えて覚えていたという事例は、英語に限らず日常生活の中で頻繁に起こるいたって普通なことです。むしろ勉強し続けてきたからこそ、間違って覚えることがあるのだと考えていきましょう。

自分で間違いに気がつくと、脳の意識はその部分に注意/集中することになるので、その部分の記憶は強化されるはずです。失敗は、成功の母です。無駄なことをしたと思うのではなく、遠回りをしたから記憶が強化されていったと考えましょう。

2回にわたって多くの [get] の表現を取り上げましたが、それでもそれらは一部にすぎません。他にも多くの [get] の表現があります。少しづつ他の [get] 表現を加えていくことで自分の [get] で表現できる幅を拡げていきましょう。そういったことの積み重ねがあなたの英会話を上達させていきます。

業界初!予約無しでレッスン回数無制限のオンライン英会話【ネイティブキャンプ】