英語を話すコツを考える

英会話上達のヒントを考察するブログ

英語のネイティブと非ネイティブな私の英語を比較してみた8-解説付

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英語のネイティブ・スピーカーと、非ネイティブ・スピーカーの私の英語を比較する企画の8回目です。同じ日本語を私とネイティブはどんな英文にするのかを観察することで、[どうやって英文を作成するのか] を考えていきます。

  • 私と英語のネイティブの英文を並べて比較
  • 私は、どう英文を作成したのかという過程を細かく分析
  • 英語のネイティブ・スピーカーの英文を解析し、浮かんだ疑問への質疑応答

という段階を経て、最終的にどうしていくべきかを解説していきます。(そこから英会話上達へのヒントを探ります)


実際に日本語を英文にすることで、英文作成の具体的な方法を考えます

利用するのは、以下の日本語です。

TITLE: [ボブ、今、どこに住んでんだ]

John:ボブ、今、どこに住んでんだ?
Bob: 俺が住んでんのは、ABマートの近くの安いホテルだよ。ここから歩いて、15分くらいかな~。

John:えっ、マジかよ!!、あんな治安の悪い所に住んでんのか!! おい、授業終わってから、歩いて帰ったりしてないよな?

Bob :えっ?、歩いて帰ってるよ。近いし、結構、街灯がついてて明るいしさ~。そんな危ない感じしないぜ~。まぁ危なくなったら、俺の空手で追っ払ってやるよ。空手なんて、全くやったことないけどさ~(ハハハ)

John:オー、ジーザス!!ボブ、お前は、危険ってことへの認識が甘いぞ。お前は、何を根拠に、あの辺は危なくないって思ってんだい?
Bob :今まで、旅でつちかってきた勘かな~。そんなに暗くないし、危なそうな奴を見かけたことないし。

John :よく聞け。お前が知ってんのは表面だけだぞ。たまたま自分の身や、周りに危ないことがないだけで、危険じゃないなんて考えてんのは危ない考えだぞ。あの辺は、夜はマジで危ないんだぞ。他の奴に聞いてみろ!
Bob:  ホントかよ~?、おっ、ちょうどマルダが来たから聞いてみよう。マルダあのさ~、俺、あのスーパーの近くに住んでんだけど、ここから、そのホテルまで授業が終わってから歩いて帰るのは自殺行為かね?

Malda:ありえない! 本当に言ってんの?!あの辺は、夜、かなり危ない場所だよ! そもそも、夜の10時以降に、歩いて帰ること自体が、ここでは危ない行為だよ。ボブ、私がどうやってここから家まで帰ってるか知ってる?? 歩いて帰れない距離じゃないけど、安全のために、親か兄弟に、迎えに来てもらってんだよ。
 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

Malda:迎えに来てもらえない時は、友達に送ってもらうかタクシーで帰ってるんだよ。それを、あんたは、この夜に歩いて帰るなんて!! ボブ、タクシー使って帰らなきゃダメだよ。
Bobえー、この距離で~??、金がもったいないよ

点線より上は以前に説明しているので、今回は点線より下を英文にします。
その時の私とネイティブの英文と説明はこちらからどうぞ。

www.colombiacolom.net

設定は、コロンビアの英会話スクールに通うボブと、生徒、先生、友達による日常での会話が中心になります。基本的に、生徒と先生は、仲良くなると友達感覚でため口で話しているので、formal な言い回しはほとんど出てきません。
授業が終わった後に、学校の前で冗談を言いあってるボブと、その友達の会話になります。

登場人物

1,Bob    ,,, 学校に通う生徒(一番の目的は英会話学習より...友達作り)
2,John   ,,, ボブのクラスの担当教師で、後のボブの友達。
3,Malda  ,,, 学校の教師でチーフマネージャー(女性)。ジョンの上司。

では実際に英文を作成していきます

最初の文は、1,[迎えに来てもらえないときは友達に送ってもらうか、タクシーで帰ってるんだよ]

私の: When they can't pick me up, one of my friend pick me up or I take a taxi .
Dave: When they can’t come pick me up, I ask my friend to drive me, or I take a taxi.
Andy: When they can’t come and pick me up, I have a friend take me, or call a taxi.

私の英文から説明していきます。私がこの日本語を見て最初に考える事は、[~する時、~する] という文なので接着剤 [when] を使おうということです。

その日本語は [基本文1  +  when  基本文2] か、[When  基本文2  +  基本文1] で表現可能です。ここで重要なことは、誰を主語にするのかです。この日本語で私は常に~される/してもらう側の立場なので、主語は省略されている1,両親と、2,友達になります。

[迎えに来てもらう] は [主語 pick  me  up] で、ここでは [迎えに来てもらえない] ですから、
=>主語 can't  pick  me  up   とします。
ここでなぜ [can't] を使うのかというと、両親に迎えに来てもらえないということは、両親は迎えに来ることが [できない] という可能性の可否を問うていることだからです。

助動詞 [can] については

そして、それに接着剤 [when] をくっつけることで、
=> When  they(my  parents) can't  pick  me  up

これで [彼等に迎えに来てもらえないときは] という部分は完成したので、残りは [友達に送ってもらうか、タクシーで帰ってるんだよ] です。

通常、迎えに来てくれるのは1人と考えられるので、[~の内の一人 = one  of  名詞] を利用して、[友達の内の一人] を [one  of  my  friend] とします。

そうすると友達の内の1人が、私を迎えに来てくれるということですから、
=> one  of  my  friend  pick  me  up     となります。

[~か、タクシーで帰ってるんだよ] は、[タクシーに乗る/利用する] という意味の [take  a  taxi] を使って、
=> or  I  take  a  taxi    とします。

それらを、全てをつなげると、
=> When  they  can't  pick  me  up, one  of  my  friend  pick  me  up or  I  take  a  taxi  .

Dave は前回に引き続き、ここでも [come pick me up] を使っています。前回のネイティブとの比較7の時に気になって [come pick me up] と動詞が続いているのは、英語のルール上おかしいのではと訊ねた所、

Bob:[come pick me up] と、[come] [pick] と動詞が連続していますが、これは英語のルール上、間違っているのではないでしょうか?

Dave:確かにそうですね。普通に使いますね。

Andy:言われてみればそうですね。会話では、結構そう使います。または [come] をなくして [pick me up] とする場合も多いです。


大抵、動詞が2つ連続すると違和感を感じるのですが、この場合はなぜか有りなんですね。一応、我々は、Andy が提案している [come] を無しにして [pick me up] を使うのが良いと思います。

3人の英語の違いは [友達に送ってもらう] という部分です。私は [one of my friend pick me up] として [友達の1人が私を迎えに来る] としましたが、Dave は [送ってもらう] を [ask  my  friend  to  drive  me] で、Andy は [送ってもらう] を [have friend  take  me] で表現しています。Dave は [drive  人] の [人を~に運ぶ] という表現と、[~を頼む] の [ask] を活用して、[頼む 友達に 私を車で送るのを] という形にしています。

Andy が使っている [have friend  take  me] の [have] は、[誰々に ~してもらう] という場合に利用できる表現です。[have  名詞(物・事) 動詞の過去分詞/動詞] で [(~は) ~をしてもらう]、[have  名詞(人) 動詞の過去分詞/動詞] で [(~は) ~に~してもらう] と表現可能です。この [~してもらう] や [~することを頼む] という表現は日常会話でも頻繁に利用するので頭に入れておきましょう。

またDave が使っている [call  a  taxi] は [タクシーを呼ぶ] という意味ですが、タクシー会社に電話を掛けてタクシーを頼む場合は [give  me  a  taxi] で表現できます。

基本、それを丁寧に言って、
=> Could  you  give  me   a  taxi ?? を [call a taxi] とセットにして覚えましょう。

3人の英文で基本文がどう使われているのかを見てみると、

私の: [When 基本文の核1 , 基本文の核2 , or 基本文3]
Dave: [When 基本文の核 , 基本文の核2+to drive me , or 基本文3]   
Andy: [When 基本文の核1 , 基本文の核2 , or 基本文3]

次は、2,[それを、あんたは、この夜に歩いて帰るなんて!!]

私の: You walk home after class !!
Dave: I can’t believe you are stupid enough to walk home at night!!
Andy: And you, you walk home through that!

通常 [~は ~だなんて!!] という文は、[基本文 + !!] で問題なく表現できます。なので私はこの日本語を、[あなたは、この夜に歩いて帰る + !!] と考えます。

[あなたは、歩いて帰る] を、
=> You  walk  home  として、

残る [この夜に] は、授業が21時に終わることを利用して [授業の後に] とすることで、
=> You  walk  home  + after  class   とできます。

それに、[!!] をくっつけて、
=> You  walk  home  after  class !! で完成です。

Dave が使っている [you  are  stupid  enough to  動詞 ~] は、[なんて馬鹿なんだよ ~してるなんて] というような意味で利用できる凡庸性が高い表現だと言えます。そのままの形で覚えましょう。Andy の使っている [walk home through that] の [through that] は、ここではどういう意味で使っているのでしょう?
 

Bob:[you walk home through that !] の [through that] は、どういう意味ですか?強調ですか?

Andy:[that] はその危険な街という意味になっていて、[walk through] は [歩いて通る] という意味です。特に強調している訳ではないです。「!」を使う事によって強調している事になります。

ということは、[you walk home through that!] は [歩いて変えるなんて  あの危険な所を] ということですね。

私の英語を含めた3人の大まかな日本語は、
私の: [あなたは歩いて帰るなんて 授業の後に!]
Dave: [信じられない なんて馬鹿なんだよ 夜歩いて帰るなんて!]
Andy: [あなたは歩いて変えるなんて  あの危険な所を]

3人の英文で基本文がどう使われているのかを見てみると、

私の: [基本文の核 + after school.]
Dave: [I can't believe + 基本文の核 +副詞 +to walk home +after class.]   
Andy: [And you, 基本文の核]


続いて、3,[ボブ、タクシー使って帰らなきゃダメだよ]

私の: You have to take a taxi .   
Dave: Bob, Take a taxi home!
Andy: Bob, you need to take a taxi home.

私がここで注目するのは、[~しなきゃダメだよ] という部分です。通常 [~した方が良いよ] なら助動詞 [should] を使って [主語 should  動詞の原型 動詞に関連 ~] 。[~しなければならない] なら、[主語 have  to/must  動詞の原型 動詞に関連 ~] が一般的な表現です。ここでただ単純に [~した方が良い] だと、マルダが怒っている切迫感が全く伝わらないのと考えて、ここでは [have  to] か [must] を利用したいと思います。

[have  to] と [must] は、否定文で利用する場合、[don't  have  to]=> [~をしなくてもいい]、[must  not]=> [~をしてはいけない] と違いがあるのですが、ここでは肯定文で、どちらを使っても大きな違いはないので [have  to] にします。

そして [タクシーを使う] は、上でも使った [take  a  taxi] を利用して、
=> You  have  to  take  a  taxi  .    とします。

助動詞 [shoul, have to, must] 等の使い方はこちらを読んでください。

Dave は主語を失くした命令形、Andy は [~をする必要がある] の動詞 [need] を使っています。確かに、こういった場面では [need] [~する必要がある] や [命令形] も使えますね。need => [~する必要がある]、should => [~した方がいい]、have to/must=> [~しなければならない] はセット覚えましょう。ここでは、特に質問はないので次にいきます。

私の英語を含めた3人の大まかな日本語は、

私の: [タクシー頼まなきゃ駄目だよ]
Dave: [ボブ、タクシー使って家に帰るように!]
Andy: [ボブ、君はタクシーを使う必要があるよ 家まで]

3人の英文で基本文がどう使われているのかを見てみると、

私の: [基本文の核.(動詞が拡張).]
Dave: [Bob, 基本文の核(主語を主略した命令形).]   
Andy: [Bob, 基本文の核(動詞が need で拡張).]

次は、4,[えー、この距離で~??金がもったいないよ] です。

私の: Really?? It's not that far away . It's walking distance for me .I don't want to waste my money .
Dave: Are you serious? But my home isn’t that far away, and it is a waste of money!
Andy: Huh? From this distance? It’s a waste of money.

最初の [え~] は、難しく考えずに [本当に?] という意味で使える [Really ??] を利用します。[この距離で~ ??] は日本語を組み替えて、[そんなに遠い距離じゃないし] に頭の中で変換します。

そうすると [遠い距離です] は、
=> It's  far  away  .  とできます。

[とても遠い距離です] は、
=> It's  that  far  away  . なので、それを否定形にすれば、

[そんなに遠い距離ではないです] となるので、
=> It's  not  that  far  away  . 

ここでは [とても] を [that] にしましたが、[really] でもいいと思います。これだけでも特に問題ないと思いますが、英語は日本語のように意味を推測する要素が少ない言語なので、私が歩いて帰る理由をもう少し説明を補足しておきます。

私がここで言っている [この距離で~ ??] は正確に言えば、
[そんなに遠い距離じゃないし、(歩ける距離だし)] ということなので、

=> It's  walking  distance (歩ける距離です)
=> It's  walking  distance  + for  me . (歩ける距離です 私には) で意味を補足します。
   
ここまでの文を繋げてみると、
=> Really ?? It's  not  that  far  away . It's  walking  distance  for  me .

残りは [金がもったいないよ] です。[waste  my  money] で [(自分の)お金を浪費する/無駄に使う] と表現できるのでこれを利用します。[お金がもったいない] を、[お金を無駄に使いたくない] という日本語に変換するということです。

[~したくない] は、[~したい] の否定形ですから [not  want  to] で表現可能なので、
=> I  don't  want  to  waste  my  money . (無駄に使いたくない 自分のお金を)

動詞 [waste] の所は、[use(~を使う)] を使ってもいいと思いますが、無駄にしたくないという部分を強調するなら [waste] の方がいいかなと思います。

=> I  don't  want  to  waste  my  money  .
 (= I  don't  want  to  use  my  money  .)

2人は [It's  a  waste  of  money.(それはお金を無駄にしている)] ですね。これを [I  don't  want  to  waste  my  money.(お金を無駄にしたくない)] と一緒に覚えると便利です。ここも特に質問はないですね。

3人の英文で基本文がどう使われているのかを見てみると、

私の: [Really?? 基本文の核1 . 基本文の核2 +for me . 基本文の核3(動詞が拡張).]
Dave: [Are you serious? But 基本文の核1, and 基本文の核2!]
Andy: [Huh? From this distance? 基本文の核1.]

 


どうやって英語を話せるようにしていくのか?

 

私がどうやって英文を作成しているかを最も単純に表せば、基本文に英単語を当てはめてとなります。

基本文とは、

基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]
([主語  動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)

英文は、[主語] [動詞] [動詞に関連] [接着剤  説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みは、状況に応じて個々に拡張したり、複数が拡張したりします。

[主語]        ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
[動詞]        ,,,, [~する] という意味を表すもの
[動詞に関連]  ,,,, 基本、名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it(正確には、動詞に関連するもの)
[接着剤 説明] ,,,, 前置詞/不定詞/動名詞/接続詞/関係代名詞/関係副詞 etc (正確には、接着剤効果のあるもの)

拡張とは、それが単独ではなく何かと一緒に利用されることで、[表現できる幅を広げていく] ことを意味しています。

英語の基本文について詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。

英語を話す時に私が重要視している技術は、いかに頭の中で素早く日本語を基本文に当てはめれらるものに変換するかです。
英語を話す時、最初に頭に浮かんだ日本語にこだわる必要はありません。むしろそこにこだわらないようになると、英文(または第2言語)を作成するメカニズムへの理解を深めていけます。日本語と英語に限らず、言語間には違いがあります。その違いをどう埋めていくのかを自分なりに工夫する必要があります。私なりの工夫が英文を1つととらえる基本文であり、日本語の発想を活かすという点にあります。

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重要なものは私がどうするかではなく、あなたははどうするか/どうできるかという点です。そのための入り口は人の良い部分を真似ることだと思います。もし私の英文、ネイティブの英文の中に、これは使えそうと感じる表現があればそれを吸収していきましょう。インプットがなければアウトプットはできません。

例えば、以前に説明した [get] の表現などにもそれは当てはまります。

www.colombiacolom.net

良いと思った表現を取り入れる時は、基本文に英単語を当てはめて具体的な英文を自分で作成しながら行ってください。新しい表現の吸収と、どうやって英文を作成していくのかを連動させることで英語を話す技術を向上させていきましょう。

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