英語を話すコツを考える

英会話上達のヒントを考察するブログ

なぜ英語が流暢な人の英文は長いのかを、接着剤とともに解説します。

f:id:colombiacolom:20170503042310j:plain

外国人の方や、帰国子女の方など、英語の流暢な人の英語を聞いていると、[なんで、そんなにあなたの英文は長いの?] と疑問に感じることはありませんか?

英語には、軸となる基本文 [主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)] が存在していて、拡張という装飾をはいで、基本文の核 [主語 動詞 動詞に関連] をまず作ることが、英語を話すための第一歩だということを前々回説明しました。

詳しくは、こちらからどうぞ。

www.colombiacolom.net

今回は、その時に説明できなかった [接着剤  説明] について解説することで、彼等の英文が長いなぞを紐解き、どうやって英文を長くしていくのかを説明していきます。(そこから英会話上達へのヒントを探っていきます)


簡単に基本文の説明をしておくと、

基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]
([主語  動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)

英文は、[主語] [動詞] [動詞に関連] [接着剤  説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みは、状況に応じて個々に拡張したり、複数が拡張したりします。

[主語]        ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
[動詞]        ,,,, [~する] という意味を表すもの
[動詞に関連]  ,,,, 基本、名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it(正確には、動詞に関連するもの)
[接着剤 説明] ,,,, 前置詞/不定詞/動名詞/接続詞/関係代名詞/関係副詞 etc (正確には、接着剤効果のあるもの)

 

なぜ英語の文を長く感じるのか?

 

それは、[英語が説明を、後から色々と付け足していく] 言語だからです。
       
もう少し説明を補足すると、英文は、説明を付け足していくことを、かなりの部分で前提として成り立っている言語と言えます。

 

例文で見てみましょう。

例1 I ate sushi /    + with her / + in the restaurant / + last night .
  食べた 寿司を     彼女と  そのレストランで  昨夜

例2 I bought a book /     + that he recommended .

   買った 本を     彼が 薦めた

最初に作成した [基本文の核] を作成し、そこに [接着剤 説明] で足らない説明を補足しました。まず、この英文で言いたいのは、 / 以下の部分はなくても文を完結させることは可能だということです。

ただ、それでは説明が十分ではない場合に、[接着剤 説明] を利用することで、説明を補足し、より文を具体的なものにしていきます

 

英語を流暢に話せる人は、この原理・原則を意識はしていなくても、当然理解しています。なので、細かく説明することが好きな人や、おしゃべりな人は、その原理を利用して、[あ~まだ付け足そう。これにこれとこれと。] といった感じで、どんどん説明を付け足していきます。

感覚としては、足りない説明は、[後で付け足せばいいや] という感じかもしれません。

だから、英語熟練者の英文を聞くと、[なんで、そんなに英文が長いんだ?] と感じるのです。(もちろん、彼等の英文が一つではなく複数存在している場合もあるはずです)


接着剤は、正確に言えば、接着剤効果のあるものです

 

でも、接着剤効果のあるものって、前置詞や、接続詞などちゃんとした呼び名があるのに、それを、そのまま表記せず、接着剤と呼んでいるのはなぜなのでしょう?

それは、前々回、目的語/補語という表記を使わずに、それらを [動詞に関連] と呼んでいることと同じ理由です。前置詞、接続詞という名前で覚えていると、いざ使いたい時に、パッと使いたいものを連想しずらいと考えているからです。

例えば、私が英語の文を一つ作成して、その英文の中に、[to] を利用したとします。私にとって、その時利用した [to] が、前置詞なのか、不定詞なのかは、はっきり言ってどうでもいいことです。私の中では、全て説明を接着するために利用するものという同じくくりになっています。(私なりの分類わけは後で説明します)

では、どうすれば英文を長くしていけるのでしょう?

 

まず下の接着剤のリストを見てください。

  •  前置詞 ,,, in, at, on, of, to, for, from, with, about, along, before/after 等
  •  続詞 ,,, and, but, or, before/after, though, as 等
  •  不定詞/動名詞 ,,, to 動詞/動詞ing
  •  関係副詞  ,,, where, when, why, how
  •  関係代名詞 ,,, that, who, which, what

これらの接着剤は、各々に接着のルールがあります。
その接着剤(英単語)をただ単純に覚えていくのでは非効率的だと思います。
 
接着剤を、後で付け足せばいいやという感覚で使っていくのなら、説明を [簡単に] 付け足せないと、その感覚を活かすのは難しいはずです。多種多様な接着剤が存在する限り、説明を付け足したい場面、場面で、[この場合はどれかな] と、常に選択を迫られることになります。その時、素早く対応するために、何かしらの [指標] があればいいと思いませんか?

 

私はその時、素早く対応できるように『 単純なルールによる分類わけ 』を活用しています。

 

ルールといっても、個々の接着剤が持つ接着する時のルールではなく、接着剤を利用するのを円滑にするためのルールです。
 
どんなルールで分類わけをしておくのかというと、

グループ1:[動詞なし]
グループ2:[動詞あり]
グループ3:[主語と動詞あり(または動詞と動詞に関連)]

という簡単なルールです。(3は正確にいうと、[主語 動詞] [動詞 動詞に関連] [主語 動詞 動詞に関連] のどれかです)

接着剤は、どのようにグループ分けされているのか?

 

グループは、以下の3つに分類わけされています。

  • 1- in, at, on, of, to, for, from, with, about, along, before/after等の前置詞
  • 2- to 動詞(不定詞), 動詞ing(動名詞)
  • 3- what/that/who/which 等の関係代名詞、関係副詞、that, and, but, or, before/after 等の接続詞

それを、それぞれの接着剤を英文に当てはめてみると、

1, 基本文の核 +  in/at/on/of/to/for/from/with/about等の前置詞 + [名詞、me,you,her,him,us,them,it]
2, 基本文の核 +  to + [動詞(不定詞)] ~ /[動詞ing(動名詞)] ~
3, 基本文の核 +  関係代名詞/関係副詞/before/after等の接続詞 + [主語 動詞(または動詞 動詞に関連)]

(動名詞は接着剤なしです)

正確に言えば、全ての接着剤は主語の拡張に、グループ2は動詞の拡張にも利用可能なのですが、今回は、接着剤で基本文の核に説明を付け足すという部分の説明です。(細かい部分は、今後少しづつ説明していく予定です)


ここで前置詞、接続詞などの表記をしているのは、そうやって頭に入れているわけではなく、その方が、読んでいただいた方にはわかりやすいだろうという考えからです。

[補足]: 接着剤が必要ないもの [last night, yesterday, 等の日時を表すもの等] もありますが、難しく考えず、それらは接着剤なしで説明を補足できるもの(例外)と考えてください。(これも、そのうち説明したいと思っています) 


なぜ、このようなルールによって分類わけしておくことが、接着剤を使う場面での素早い対応につながっていくのかと言うと、それは [表現できる幅を、単純化しておけるから] です。

  •  グループ1で表現できるのは [~で, ~と, ~から] 等の簡単なことで、
  •  グループ2で表現できるのは [~すること, ~するために] と少し複雑なことで、
  •  グループ3で表現できるのは [~は ~する(~する~を)] という複雑なことです。

説明を付け足していくことを [簡単に] するには、この場合はこれと、瞬時に条件反射できることが望ましく、分類わけによって最初の判断基準を狭め、条件反射しやすい状態の下地を作っておくのです。
           

つまり、ルールと、表現できる幅という考えを利用することで、付け足す説明の [方向性が簡単に頭の中で見えるようにしておく] のです

分類わけした三つのタイプの特徴は?

グループ1の特徴は、動詞を含んでいないので使うときのルールが少なく、比較的簡単に覚えられるということです。一緒に使われるのは、名詞か [me,you,her,him,us,them,it] です。付け足すものが簡単なので、当然、早い段階で使えるようになります。最初の段階で、我々の英語表現の手助けをする確率が高いのは、言うまでもなく、このグループ1です。

グループ2の特徴は、動詞を含んでいるので、付け足せる意味にある程度柔軟性があります。ここで一緒に使われるのは、[動詞] だけになります。(動詞ing(動名詞)は、接着剤はなしで接着可能なものです。)

グループ3の特徴は、動詞の他に、主語か動詞に関連(または両方)を含んでいるので、
付け足せる意味にかなりの柔軟性があります
       

グループ2、3は、どちらも動詞を含んでいるので表現できる幅が広いというだけでなく、動詞を覚えることと連動させることで、利用できる範囲を拡げていきます。

もちろん、このルールを活用できるだけで接着剤を使いこなせるようになるわけではありません。接着剤個々のルールを知り、それを使えるように自分で英語の勉強、学習をする必要があります。(英語の上達に近道は存在しません)

でも、付け足す説明の方向性が、ある程度指し示されていれば、方向性が示されていない場合より、接着をしていくのは容易になるはずです。なので、そういう発想を取り入れて接着していくという行為を考えてほしいのです。

グループ1、2のの接着剤の使用例は、こちらを。

グループ3の接着剤の使用例は、こちらをどうぞ。

実際に、接着剤で説明を付け足す流れはどんな感じなのか?

では、[本を買った] という文に説明を付け足してみます。

例 I   bought  a  book .  
 主語  動詞  動詞に関連


この基本文の核に、説明を付け足すとなると、

1, いつ買ったのか?

2, どこで買ったのか?
3, 何のために買ったのか?
4, どんな本を買ったのか?   こういったことが考えられます。


英語の流れで見ると、

I bought a book + 1 いつ

I bought a book + 2 どこで
I bought a book + 3 何のために
I bought a book + 4 どんな

それを具体的なものにしてみると、

1, 本買ったんだ => いつ  => 先週の日曜日
2, 本買ったんだ => どこで => 紀伊国屋で
3, 本買ったんだ => 何で  => 勉強のために
4, 本買ったんだ => どんな => 彼に薦められた

1, I bought a book + last Sunday .(接着剤なしで形容詞+名詞を配置しています)
2, I bought a book + in Kinokuniya .
3, I bought a book + to study English .  
4, I bought a book + that he recommended .

それらを接着剤のグループの中に当てはめてみると、
1と2はグループ1、3はグループ2で、4はグループ3です。

f:id:colombiacolom:20170504034015j:plain

グループ1では、当てはめる英単語を変えても、[先週の日曜日] が [昨夜/昨日] になったり、[紀伊国屋] が [名古屋] になったりと、時間や場所が単純に変わるだけで、その文の意味に大きな変化はありません。

それに対して、グループ2と3では、動詞を変えることで、説明部分の意味自体を大きく変えることができます。それは動詞の意味が幅広いからに他なりません。
          

基本文の核までで、こう表現したから、[この場合は グループ~のどれかだな] とすぐに連想できるように、ルールと表現できる幅という概念を活用しましょう。

 

ただ接着剤を頭に入れる上で必ず頭に入れておいてほしいことがあります。

それは、接着剤は、あくまで補足要素だということです

英語は、まず、基本文の核を作成する事から始まります。接着剤を使う前に、基本文の核を作成することが先にあり、そして説明が足りていない場合に、[接着剤  説明] で補足していきます。

 

具体的に、どう基本文の核を作成していくのかは、前回説明しているので、読んでいない方はこちらをどうぞ。 

www.colombiacolom.net

基本文の核があってこその [接着剤  説明] です。

私は、それを理解していなかったために、長い間、接着剤を有効活用できませんでした。[基本文の核をまず作ることで英語は始まる] ということを頭に入れてから接着剤を身につけていきましょう。

駅前留学のNOVA まずは体験レッスン!