英語を話すコツを考える

英会話上達に悩む人のためのブログ

動詞 [be] と [have] の意味は、[ある/いる] まで拡げて頭に入れよう。

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英語を話すためには、英語の動詞をどう使えるものにしていくのかが重要になります。英語は動詞を決めることで英文作成が始動する言語だからです。動詞の中には幅広く使える重要度の高いもの(get, give, be, have 等)が存在します。それらを優先して使えるようにすることで効果的に自分の中に軸を形成してくことが可能です。
今回はその中の [be動詞] と [have] の [ある/いる] という意味に注目することで、どう英会話を上達させるのかを考えます。

[be動詞] と [have] の中心となる意味は?

[be動詞] の中心となる意味は、当然 [~です] です。
=> He is my brother. (彼は 私の兄/弟です)
=> The picture is beautiful. (その絵は 美しいです)

[have] の中心となる意味はご存知 [~を持っている] です。
=> I have many books . (私は 持っている たくさんの本を)
=> He has a mobil phone . (彼は 持っている 携帯電話を)


[be動詞][have] 共に、この意味を中心として会話で頻繁に利用されます。ただそれだけで終わりにすると非常に勿体ないので、もう少し日本語の視点を活用して意味の幅を拡げていきます。

動詞を決めることで英文の作成が始まる点については、こちらを読んでください。

www.colombiacolom.net

[be動詞] で表現できる [ある/いる]


[be動詞] で表現できる [ある/いる] ですが、
=> I was in the bank. (私は いた その銀行に)
=> He was in the room last night. (彼は いた その部屋に  昨夜)
=> Many students were in the room. (多くの生徒が いた その部屋に)
=> Many flowers were in the garden. (多くの花が あった その庭に)

このように [be動詞] でも、日本語の [ある/いる] を表現可能です。
この英文の特徴は、[be動詞] +[場所] で、[ある/いる] が表現されているという点です。


ここで注目すべき点は、通常 [接着剤+説明] として使われるものが、ここでは [動詞に関連] として機能している点です。

=> I  was [in the bank].
=> 主 動詞  動詞に関連

通常、
=> I met her +in the bank.

なぜそうなるかは難しく考えず、動詞によって自然にそのように導かれると考えてください。なのでここでの [接着剤+説明] は、説明を付け足すというより『 動詞に付属している 』ものと言えます。

基本的に接着剤は枠組みや基本文の外側に存在し、説明が不足しているときに説明を付けたす(または主語/動詞を拡張させる)ための触媒として活躍しますが、このように基本文の中の [動詞に関連として利用される] 場合もあるということです。

これは他にも以下のケースも同じパターンです。
=> I talked with Bob. (私は 話をした ボブと)
=> Bob went to the dentist. (ボブは 行った 歯医者に)

(この場合は [be動詞+in][talk+with][go+to] が動詞で、残りの名詞が [動詞に関連] と考えても問題はありません)

基本文とは、

基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]
([主語  動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)

英文は、[主語] [動詞] [動詞に関連] [接着剤  説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みは、状況に応じて個々に拡張したり、複数が拡張したりします。

[主語]        ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
[動詞]        ,,,, [~する] という意味を表すもの
[動詞に関連]  ,,,, 基本、名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it(正確には、動詞に関連するもの)
[接着剤 説明] ,,,, 前置詞/不定詞/動名詞/接続詞/関係代名詞/関係副詞 etc (正確には、接着剤効果のあるもの)

拡張とは、それが単独ではなく何かと一緒に利用されることで、[表現できる幅を広げていく] ことを意味しています。

基本文について詳しく知りたい方は、こちらを読んでください。


この [be動詞] での [ある/いる] の使い分けは簡単です。

主語が物 => ある
主語が人 => いる  


[誰々は/が いる(いた) どこどこに] という形で頻繁に日常会話に登場するので、日本語の [ある/いる] と [be動詞] を強く結びつけて頭に入れましょう。
=> He was there. (彼は いたよ そこに)
=> Bob was here. (ボブは いたよ ここに)


他にも[be動詞] +[日時] と、[動詞に関連] に日時を配置することで [~がある] と表現可能です。
=> The meeting was last Friday. (その会議は 金曜にあった)
=> The game was yesterday. (その試合は 昨日8時にあった)

(こちらは [~です/でした] とも考えられます)

[補足]
1部の場所(here,there)や、日時(yesterday,tomorrow,today)等は、[接着剤+説明] ではなく、接着剤がない [説明] の部分だけが [動詞に関連] に配置されています。これはそれらが元々接着剤なしで説明を付け足せる性質を持つものだからです。(これは後日、別の機会に説明します)

[have] で表現できる [ある/いる]

動詞 [have] で表現できる [ある/いる] は、
=> I have a lot of time to do it. (私には たくさんの時間がある するための それを)
=> I have a trouble with him. (私には 問題がある 彼との間に)
=> I have good news. (良いニュースがある)
=> They have a meeting with their staff. (彼等はミーティングがある スタッフと)
=> That area has many street lamps . (あの地域にはある 多くの街灯)


動詞 [have] の基本概念は、[~を所有している] です。英語の [have] を上手に使いこなすには、この [所有している] という感覚を理解することが重要になります。日本語と比べると、英語の所有の概念のほうが日本の所有の概念よりも幅が広いと考えられます。例えば日本語では時間/問題などは [ある] と考えますが、英語では時間/問題なども所有していると考えます。(ちなみに [have] で表現できるのは [ある] のみです)

 

基本文に当てはめれば、[主語 have/has 動詞に関連 +α] となります。

 

動詞 [have] の [ある] を実際の会話で使ったものは、こちらにあるのでどうぞ。


このように多くの [~がある] を [have] で表現可能です。 重要なのは二つの言語にある感覚の違いを認識し、自身の中で両者をすり合わせていけるかどうかです。

他にどんな [ある] を、この所有 [have] で表現できるか見てください。

[~な状態にある(病気)]
=> I have a cold. (私は 風邪をひいた)
=> I have a headache. (私は 頭が痛い)

have の後ろを入れ替えれば、他の病気について表現することが可能です。全てではありませんが、下の文は [head] を違う部分に変えれば [~が痛い] と表現できます。

=> I have a stomachache. (私は お腹が痛い)
=> I have an earache. (私は 耳が痛い)


[~な状態にある(アレルギー)]
=> I have allergy to pollen. (私は 花粉アレルギーです)  

最後の名詞を入れ替えるだけで、違うアレルギーを持っていることを表現できます。
=> I have allergy to egg. (私は 卵アレルギーです)
=> I have allergy to cheese. (私は チーズアレルギーです)


もちろん [ある] という日本語の部分に固執する必要はなく、所有という概念を拡げて [病気/アレルギー] を持っていると考えられれば使いこなせるはずです。

[have] の意味で所有を感じさせるもの

折角なので、それ以外に英語の所有を感じさせる [have] の表現を載せておきます。

何かを注文するとき
=> I'd like to have a cup of tea. (私は 紅茶を 一杯お願いします)-~を所有する予定

間違い電話を受けたとき
=> You have the wrong number . (あなた 番号が違ってますよ)-~は間違った番号への接続を所有している

他にもあると思います。大きな目でみれば所有と考えられるものを見つけたら、どんどん [英語ではこれも have ね] と組み込んでいきましょう。日本語より幅の広い英語の所有の感覚を認識すると、動詞 [have] の良さがどんどん見えてくるはずです。英語を話すために日本語をフル活用していきましょう。日本語の活かし方については、こちらも参考にしてください。

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なぜ [be動詞] と [have] で [ある/いる] を考えるのか?


通常、学校で [~がある/~がいる] は、[There is/are ~] と習うはずです。
=> There are many students in the room. (いた 多くの生徒が その部屋に)
=> There were many flowers in the garden. (あった 多くの花が その庭に)
=> There is good news. (良いニュースが ある)
 

[be/have] では以下の英文で表現可能です。
=> Many students were in the room. (多くの生徒が いた その部屋に)
=> Many flowers were in the garden. (多くの花が あった その庭に)
=> I have good news. (良いニュースがある)


全てではありませんが、[There is/are ~] の文と [be/have] は書き換え可能な場合が多いので、私は大抵 [be/have] を利用して [ある/いる] を表現します。

[be/have] を優先する理由は、

  • 1-[There is/are ~] は通常と配列が違うから
  • 2-[There is/are ~] は使える条件が狭いから


[{There is/are ~} は通常と配列が違う]

英語の基本の配列は、
=> 主語 動詞 動詞に関連 ~ (接着剤 説明)  です。

それに対して [There is/are ~] の配列は、
=> 動詞 主語 動詞に関連 ~ (接着剤 説明) となっています。


私はこの配列順の微妙な違いを英文作成時に意外と面倒に感じます。(厳密に言えば [be動詞] の [ある/いる] も [接着剤+説明] の配置が通常と違いますが、こちらは前にずれただけなのであまり違和感を感じません)


[{There is/are ~} は使える条件が狭い]

基本的に [There is/are ~] は、[I, you, he, she, we, it, they, 代名詞, theが付く名詞] と一緒に使えません

[There is/are ~] の文の主語は、上記以外のもの(a/some/many等が頭に来る名詞)となるので、[There is/are ~] は初めて話題にする物事について話すものと言えます。

 

日常会話において、[I, you, he, she, we, it, they, 代名詞, theが付く名詞] の登場頻度は非常に高いのに、残念ながら [There is/are ~] はそれらと組み合わせて使う事ができません。これはある意味、日常会話におけるアドバンテージを持っていないといえます。

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それらを加味すると、無理して [There is/are ~] を使わなくていいかなと思うのです。お勧めは [ある/いる] を英語にする時の中心を [be/have] とし、補足要素として [There is/are ~] を抑えておくというものです。

[be][have] の意味を拡げる効果

日常会話において [be][have] が登場する機会は非常に多いです。理由はそれらの意味の幅が広いということもありますが、その他に日常よく使う意味だからという点も見逃せません。英語の勉強を再び始めた頃、日常会話で頻繁に登場するこの [ある/いる] をどう表現するのか悩んでいたのですが、日本語を活用し [be動詞][have] の意味を拡げていくことで活路が開けました。

日常よく使う表現に注目する点については、こちらもどうぞ。

[be動詞][have] の意味は、[~です][~を持つ] と強く記憶に刷り込まれていると思います。その強く刷り込まれた記憶を少し薄め、[ある/いる] を追加していくことで、[be動詞][have] の幅を拡げ使い勝手の良いものにしていきましょう。