英語を話すコツを考える

日本語の発想を活かす。

お金がもったいないよ等、英語で表現するなら?-比較8

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皆さんは、英語のネイティブ・スピーカーと非ネイティブな人間の英語を比べたら、どんな違いがあるのだろうと思った事はありませんか?

英語のネイティブと、非ネイティブな私の英語を比較することで、英会話上達につながる何が浮かび上がってくるのか? 質問も交えて英語上達へのヒントを探ります。(8回目) 

  •  非ネイティブな私と英語のネイティブの英文を並べて比較
  •  私がどう英文を作成したのかという過程を細かく分析
  •  英語のネイティブの英文を見て浮かんだ疑問への質疑応答


という段階を経て、最終的にどうしていくべきかを解説していきます。

実際に日本語を英文にし比較することで英語の上達法を考えます


利用するのは、以下の日本語です。

TITLE: [ボブ、今、どこに住んでんだ] -8

Malda:  歩いて帰れない距離じゃないけど、安全のために親か兄弟に迎えに来てもらってんだよ。
 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

Malda:  迎えに来てもらえない時は、友達に送ってもらうかタクシーで帰ってるんだよ。それをあんたはこの夜に歩いて帰るなんて!  ボブ、タクシー使って帰らなきゃダメだよ。
Bob:  えー、この距離で~?。お金がもったいないよ。

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場面設定は、コロンビアの英会話スクールに通うボブと友達、先生が授業が終わった後に学校の前で冗談を言い合っての会話。基本的に生徒と先生は、仲良くなると友達感覚でため口で話しているので、formal な言い回しはほとんど出てきません。

 

[登場人物]
1,Bob    ,,, 学校に通う生徒(一番の目的は英会話学習より...友達作り)
2,John   ,,, ボブのクラスの担当教師で、後のボブの友達。
3,Malda  ,,, 学校の教師でチーフマネージャー(女性)。ジョンの上司。
4,George ,,, 現職の警察官。とってもチャラくてナンパ好き。


点線より上は以前に説明しているので、今回は点線より下を英文にします。

それ以前の私とネイティブの英語/分析等は、こちらをどうぞ。(1から続く話です)

www.colombiacolom.net

ネイティブの英語(お金がもったいない等)と私の英語/英文の作成過程


1, [迎えに来てもらえないときは友達に送ってもらうか、タクシーで帰ってるんだよ]

私の:  When   they   can't   pick   me   up,   one   of   my   friend   pick   me   up   or   I   take   a   taxi .
Dave: When   they   can’t   come   pick   me   up,   I   ask   my   friend   to   drive   me,   or   I   take   a   taxi.
Andy: When   they   can’t   come   and   pick   me   up,   I   have   a   friend   take   me,   or   call   a   taxi.


私の英文から説明していきます。私がこの日本語を見て最初に考える事は、[~する時、~する] という文なので接着剤 [when] を使おうということです。

その日本語は [基本文1  +  when  基本文2. ( = When  基本文2  +  基本文1.)] で表現可能です。

ここで重要なことは誰を主語にするのかです。この日本語で私は~される/してもらう側の立場なので、主語は省略されている1,両親と、2,友達になります。

[迎えに来てもらう] は [主語  pick  me  up] で、ここでは [迎えに来てもらえない] ですから、

=> 主語   can't   pick   me   up   とします。
ここでなぜ [can't] を使うのかというと、両親に迎えに来てもらえないということは、両親は迎えに来ることが [できない] という可能性の可否を問うているからです。


助動詞 [can/could] の詳しい使い方については、こちらをどうぞ。


そして、それに接着剤 [when] をくっつけることで、

=> When   they(my  parents)   can't   pick   me   up

これで [彼等に迎えに来てもらえないときは] という部分は完成したので、残りは [友達に送ってもらうか、タクシーで帰ってるんだよ] です。

通常、迎えに来てくれるのは一人と考えられるので、[~の内の一人  =  one  of  名詞] を利用して [友達の内の一人] を [one  of  my  friend] とします。

そうすると友達の内の一人が、私を迎えに来てくれるということですから、

=> one   of   my   friend   pick   me   up   となります。

[~か、タクシーで帰ってるんだよ] は、[タクシーに乗る/利用する] という意味の [take  a  taxi] を使って、

=> or   I   take   a   taxi   とします。

それらを、全てをつなげると、

=> When   they   can't   pick   me   up,   one   of   my   friend   pick   me   up or   I   take   a   taxi.

Dave は前回に引き続き、ここでも [come  pick  me  up] を使っています。前回のネイティブとの比較7の時に気になって [come  pick  me  up] と動詞が続いているのは、英語のルール上おかしいのではと訊ねた所、

Bob: [come  pick  me  up] と [come] [pick] と動詞が連続していますが、これは英語のルール上、間違っているのではないでしょうか?

Dave: 確かにそうですね。普通に使いますね。

Andy: 言われてみればそうですね。会話では結構そう使います。または [come] をなくして [pick  me  up] とする場合も多いです。


大抵、動詞が二つ連続すると違和感を感じるのですが、この場合はなぜか有りなんですね。一応、我々は、Andy が提案している [come] を無しにして [pick  me  up] を使うのが良いと思います。

三人の英語の違いは [友達に送ってもらう] という部分です。私は [one  of  my  friend  pick  me  up] として [友達の一人が私を迎えに来る] としましたが、Dave は [送ってもらう] を [ask  my  friend  to  drive  me] で、Andy は [送ってもらう] を [have  friend  take  me] で表現しています。Dave は [drive  人] の [人を~ に運ぶ] という表現と、[~を頼む] の [ask] を活用して、[頼む 友達に 私を車で送るのを] という形にしています。

Andy が使っている [have  friend  take  me] の [have] は、[誰々に ~してもらう] という場合に利用できる表現です。

[have  名詞(物・事) 動詞の過去分詞/動詞] で [(~は) ~をしてもらう]、[have  名詞(人) 動詞の過去分詞/動詞] で [(~は) ~に~してもらう] と表現可能です。この [~してもらう] や [~することを頼む] という表現は日常会話でも頻繁に利用するので頭に入れておきましょう。


[~してもらう] の [have] はこちらも参考にしてください。


また Dave が使っている [call  a  taxi] は [タクシーを呼ぶ] という意味ですが、タクシー会社に電話を掛けてタクシーを頼む場合は [give  me  a  taxi] で表現できます。

基本、それを丁寧に言って、

=> Could   you   give   me    a   taxi ?? を [call  a  taxi] とセットにして覚えましょう。

 

2, [それをあんたはこの夜に歩いて帰るなんて!]

私の:  You   walk   home   after   class !!
Dave: I   can’t   believe   you   are   stupid   enough   to   walk   home   at   night !!
Andy: And   you,   you   walk   home   through   that !!

通常 [~は ~だなんて!] という文は、[基本文 + !!] で問題なく表現できます。なので私はこの日本語を、[あなたは、この夜に歩いて帰る + !!] と考えます。

[あなたは、歩いて帰る] を、

=> You   walk   home  として、

残る [この夜に] は、授業が21時に終わることを利用して [授業の後に] とすることで、
=> You   walk   home   +  after   class   とできます。

それに、[!!] をくっつけて、
=> You   walk   home   after   class !! で完成です。


Dave が使っている [you  are  stupid  enough  to  動詞  ~] は、[なんて馬鹿なんだよ ~してるなんて] というような意味で利用できる汎用性が高い表現です。ただかなり直接的な表現なので親しい仲の人に使いましょう。


Andy の使っている [walk  home  through  that] の [through  that] は、ここではどういう意味で使っているのでしょう?
 

Bob: [you  walk  home  through  that !] の [through  that] は、どういう意味ですか?強調ですか?

Andy: [that] はその危険な街という意味になっていて、[walk  through] は [歩いて通る] という意味です。特に強調している訳ではないです。「!」を使う事によって強調している事になります。

ということは [you  walk  home  through  that!] は、[歩いて変えるなんて  あの危険な所を] ということですね。


三人の英文で基本文がどう使われているのかを見てみると、

私の:  [基本文の核  + after  school.]
Dave: [I  can't  believe  基本文の核  + 副詞  + to  walk  home  + after  class.]   
Andy: [And  you,  基本文の核]

 

3, [ボブ、タクシー使って帰らなきゃダメだよ]

私の:  You   have   to   take   a   taxi .   
Dave: Bob,   Take   a   taxi   home !!
Andy: Bob,   you   need   to   take   a   taxi   home.


私がここで注目するのは [~しなきゃダメだよ] という部分です。

通常 [~した方が良いよ] なら助動詞 [should] を使い、[~しなければならない] なら、[have  to] [must] が一般的です。ここでただ単純に [~した方が良い] だと、マルダが怒っている切迫感が全く伝わらないと考え、ここでは [have  to] か [must] を利用したいと思います。

[have  to] と [must] は否定文で利用する場合、[don't  have  to]  =>  [~をしなくてもいい]、[must  not]  =>  [~をしてはいけない] と違いがあるのですが、ここでは肯定文で、その場合どちらを使っても大きな違いはないので [have  to] にします。

そして [タクシーを使う] は、上でも使った [take  a  taxi] を利用して、
=> You   have   to   take   a   taxi.    とします。


助動詞 [shoul, have to, must] 等の使い方はこちらを読んでください。


Dave は主語を失くした命令形で切迫感を出してますね。Andy は [~をする必要がある] の動詞 [need] を使っています。確かにこういった場面では [need] [~する必要がある] や [命令形] も使えますね。

need => [~する必要がある]、
should => [~した方がいい(よ)]、
have to/must=> [~しなければならない] はセットで覚えましょう。

 


4, [えー、この距離で~? お金がもったいないよ] です。

私の: Really ??  It's   not   that   far   away.  It's   walking   distance   for   me.  I  don't   want   to   waste   my   money.
Dave: Are   you   serious ??  But   my   home   isn’t   that   far   away,   and   it   is   a   waste   of   money !!
Andy: Huh ??  From   this   distance ??  It’s   a   waste   of   money.


最初の [え~] は、難しく考えずに [本当に?] という意味で使える [Really ?] を利用します。[この距離で~ ??] は日本語を組み替えて、[そんなに遠い距離じゃないし] に頭の中で変換します。

そうすると [遠い距離です] は、
=> It's   far   away.  とできます。

[とても遠い距離です] は、
=> It's   that   far   away. なので、それを否定形にすれば、

[そんなに遠い距離ではないです] となるので、
=> It's   not   that   far   away. 

ここでは [とても] を [that] にしましたが、[really] でもいいと思います。これだけでも特に問題ないと思いますが、英語は日本語のように意味を推測する要素が少ない言語なので、私が歩いて帰る理由をもう少し説明を補足しておきます。

私がここで言っている [この距離で~ ??] は正確に言えば、
[そんなに遠い距離じゃないし、(歩ける距離だし)] ということなので、

=> It's   walking   distance (歩ける距離です)
=> It's   walking   distance   +  for   me. (歩ける距離です 私には) で意味を補足します。
   
ここまでの文を繋げてみると、
=> Really ??  It's   not   that   far   away.  It's   walking   distance   for   me .

残りは [お金がもったいないよ] をどう英語にするかです。[waste  my  money] という英語表現で [(自分の) お金を浪費する/無駄に使う] とできるので、[お金がもったいない] を [お金を無駄に使いたくない] という日本語に変換し英語にします。

[~したくない] は、[~したい] の否定形ですから [not  want  to] で表現可能なので、
=> I   don't   want   to   waste   my   money. (無駄に使いたくない 自分のお金を)

動詞 [waste] の所は [use (~を使う)] を使ってもいいと思いますが、無駄にしたくないという部分を強調するなら [waste] の方がいいかなと思います。

=> I   don't   want   to   waste   my   money.
 ( = I   don't   want   to   use   my   money.)

二人は [It's  a  waste  of  money. (それはお金を無駄にしている)] を利用し英語にしてますね。似た表現の [I  don't  want  to  waste  my  money. (お金を無駄にしたくない)] と一緒に覚えましょう。[お金がもったいない] と頭に浮かんだらこれらの英語表現が頭に浮かぶのが大事です。ここも特に質問はないですね。


非常に便利な表現 [want  to] をどう使えるものにするかは、こちらを参考にしてください。

英語を話せないなら何を改善すべきなのか?


私が英語が話せなかった頃の自分に勧めたいことは、基本文に英単語を当てはめられるようになれということです。

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基本文とは、

基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]
([主語  動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)

英文は [主語] [動詞] [動詞に関連] [接着剤  説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みは状況に応じて個々に拡張したり、複数が拡張したりします。

[主語]        ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
[動詞]        ,,,, [~する] という意味を表すもの
[動詞に関連]  ,,,, 名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it/たまに副詞(正確には動詞に関連するもの)-[目的語/補語] でも可
[接着剤 説明] ,,,, 前置詞/不定詞/動名詞/接続詞/関係代名詞/関係副詞 etc (正確には接着剤効果のあるもの)

拡張とは、それが単独ではなく何かと一緒に利用されることで、[表現できる幅を広げていくこと] を意味しています。


英語の基本文について詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。


英語を話す時に私が重要視しているのは、いかに頭の中で素早く日本語を基本文に当てはめれらるものに変換するかです。


英語を話す時、最初に頭に浮かんだ日本語にこだわる必要はありません。


むしろそこにこだわらないようになると、英文(または第二言語)を作成するメカニズムへの理解を深めていけます。日本語と英語に限らず言語間には違いがあります。その違いをどう埋めていくのかを自分なりに工夫する必要があります。私なりの工夫は英文を一つととらえる基本文であり、日本語の発想を活かすという点にあります。

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重要なのは誰かがどうするかではなく、あなたはどうするか/どうできるかという点です。そのための入り口は人の良い部分を真似ることだと思います。もし私の英文、ネイティブの英文の中に、これは使えそうと感じる表現があればそれを吸収してください。インプットがなければアウトプットはできません。


例えば以前に説明した [get] の表現などにもそれは当てはまります。

www.colombiacolom.net


良いと思った表現を取り入れる時は、基本文に英単語を当てはめて具体的な英文を自分で作成しながら行うと記憶の定着率が上がります。新しい表現の吸収と、どうやって英文を作成していくのかという技術力の向上を連動させることで自身の英会話を上達させていきましょう。