英語を話すには何だかんだ言って、英単語が自身の中に蓄積されてないと話すことはできません。なので英語が話せないことに悩んでいるなら、ガンガン英単語を増やしていく必要があります。ちなみにガンガン覚えるといっても私の目標値は一週間で10~20個くらいです。手広く攻めるのではなく手堅く確実性を重視します。
英単語は何から覚えていくのが良い?
英文の構成を考えると最初に重視すべきなのは、動詞と形容詞です。ここでは簡単なものからインプットしていきたいので、ターゲットは形容詞です。形容詞は似た意味のもの、また反対の意味のものが豊富にあるので、記憶を連結させやすいです。
動詞を重視すべき理由は、こちらを読んでください。
どの形容詞に注目するのか?
今回注目する形容詞は [cheap = 安い] に関連する形容詞です。
形容詞 [cheap] を軸にそこから連想しやすい他の形容詞をセットで考えます。
安い/そこそこ 高い
cheap (安い,安っぽい) expensive (高い)
inexpensive (値の割りに安い) costly ({良質/珍しさで}高価な)
reasonable (手頃な値段)
=> 通常 a reasonable price
affordable ({予算内の}手頃な値段)
=> an affordable price
good (悪くない)
=> a good price
low-priced (安値な) high-priced (高値な)
low ({価格/給料/収入が}安い) high ({価格/給料が}高い)
=> a low price/salary/income good ({給料が}良い)
peanuts ({給料が}激安)
economical (経済的な)
探せばもっとありますが、これらを集中してインプットします。
値段が高い/高価などを、どうやって英語で使えるものにする?
形容詞を使って英文を作成します。その時、主語と動詞を限定して選択に悩む煩わしさを排除し、以下の〇〇に形容詞を当てはめることに集中します。
=> This/That/It is 〇〇.
=> This/That/It is a/an 〇〇 名詞.
下の [~ 〇〇 名詞] は [a/an 形容詞 名詞] で一塊と考えてください。
この時、実際に使う場面を想定し声に出しながら英文を作成していきます。
=> This is cheap. (これ安いじゃん)
=> Oh, It's a reasonable price. (おー、なかなかお手頃かも/価値相当じゃん)
=> This is an affordable price. (これは手頃でいいんじゃない)
=> That's expensive !! (あれは高いよ)
=> This is a costly jewel. (これは高価な宝石です)
=> This is a low price. (これは低価格だね)
=> It's an economical car. (それは経済的に手頃な車です)
簡単なら少し主語の部分に変化を加えたりしましょう。
=> That restaurant is high-priced. (あのレストランは高級なお店です)
=> Her salary is low/good/high. (彼女の給料は 低い/良い/高い)
=> My salary is peanuts. (私の給料は 雀の涙です)
=> For the product, that is low price. (製品のわりに あれは安いね)
日本語で-「結構リーズナブルじゃん」てな感じでよく使う [reasonable] は主に名詞とセットで利用されます。
=> It's a reasonable price.
少し今回の英文とは逸れますが、
=> I bought a/this 名詞 at a reasonable/an affordable price. (私は買った {この}〇〇を 手頃な値段で) という形でもよく使われます。
ついでに [reasonable = 理に適った/筋の通った] [costly = 犠牲/損失の大きい] も頭に入れましょう。
=> It's reasonable suggestion. (それは筋の通った提案だね)
=> It was costly mistakes. (犠牲の大きい失敗だった)
また英単語を覚える時はマイナス面もきっちり頭に入れておくことが大事です。
今回で言えば [cheap] の [安い] という意味は(安っぽいね)という意味も含む等。状況に応じて [(価値相当で)手頃な値段だね = It's a reasonable price.] [(なかなか)良い値段だね/悪くないね = It's a good price.] 等を引き出せることが大事になります。
英単語はそれを単体で覚えても効果は低いです。
英単語は似た意味/反対の意味と一緒にインプットすることで、
- 1, それが所属する場所のイメージ化
- 2, 反復練習することで瞬時のアウトプットを目指します。
今回は形容詞にターゲットを絞っていますが、形容詞も凄く沢山あります。覚えた英単語を自身の中に定着させることを意識しましょう。そのためには記憶を引き出しやすい関連付けと反復練習が欠かせません。また覚えた英単語を日常の中で使って練習するのも非常に効果があります。(勿論、頭の中で!で構いません)
形容詞だけってのは何かつまらないな~と感じる方は、こちらをどうぞ。
形容詞であれ動詞であれ、一週間で10~20個を目安にして、覚える => 練習 => 日常で使うを繰り返すことで着実に英単語(または英熟語)を積み上げていきましょう。
ローマは一日にしてならずです。