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動詞 [take] は、[bring] の意味と比較することでコアを明確にする?

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英会話を上達させるために、重要度の高い動詞を1つずつ集中してインプットしていくという方法があります。私は [get, give, be, have, take, make, do, put] 等の重要度の高い動詞を [get =>give =>have =>take] という順番で動詞に注目していったのですが、動詞 [take] を勉強している時にあるつまずきを感じました。
つまずきの原因は [take] のイメージを頭の中に植え付けにくかった点にあります。動詞 [take] は意味が多いだけでなく、意味のふり幅が大きいと感じたのです。その前に先行して勉強した [get][give][have] にそういった事を感じなかったのは、その3つの動詞に対して私が知っていた意味とそれらの中心となる意味、そこから拡がっていく意味にイメージの乖離をあまり感じなかったからと推測できます。

私がそれを克服できたのは動詞 [bring] と関係性のある意味を [take] の中心に据えたからです。今回はその2つの動詞の関係から動詞 [take] をどう使えるものするかを考えるていきます。

動詞 [take] と [bring] の中心となる意味とは?


動詞 [take] の中心となる意味を大まかにまとめると、

1, 手に取る/つかむ
2, ~をとるに集約できるもの(写真,賞,選んで等)
3, つかまえる,捕らえる
4, 持って行く,連れて行く, 乗って行く
(正確に言えばまだあります)


大抵、動詞 [take] の意味を調べる [手に取る/とる] が最初に出てきて、[~をとる] に集約可能なもの、その後に他の意味続いています。


動詞 [bring] の中心となる意味は、

1, ~を持って来る, 連れて来る
2, ~をもたらす
3, ~の状態に至らせる


ここでは [take] の [~を取る] 等の意味についてはひとまず脇へ置いて、2つの動詞の関係性が強い [~を持って行く] [~持って来る] という意味に注目します。

[take] と [bring] 2つの動詞の関係性は?


動詞 [take] と [bring] の関係性を眺めると、お互いの動詞が相手を補うものであることがわかります。

bring
× <==========  A
take
A  ==========> ×


bring: 外側から(A)に持って来る/連れて来る
take : (A)から外側に持って行く/連れて行く

 

例文
=> Bob brought a dictionary to the school. (ボブは持って来た 辞書を 学校へ)
=> Bob brought his friend to the party. (ボブ連れて来た 友達を パーティーへ)
=> Bob took some books to Sarah. (ボブは持って行った 何冊かの本を サラへ)
=> Bob took his children to the movies. (ボブは連れて行った 子供達を 映画へ)
=> Bob took a train to Nagoya. (ボブは(乗って)行った 電車で 名古屋へ)

 

動詞 [take] は、この動詞 [bring] との関係性の高い [~を持って行く/連れて行く] を中心に据えます

 

英文の形は [主語 動詞 動詞に関連1 関連2] で、動詞に関連2に(人/to 場所)となることが多いです。(状況に応じて、for,with など)

  •  bring:  誰々は ~を持って来る/連れて来る どこどこへ
  •  take:   誰々は ~を持って行く/連れて行く どこどこへ


英文は基本文という簡素化した形で捉えておくと効果的です。

基本文とは、

基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]
([主語  動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)

英文は [主語] [動詞] [動詞に関連] [接着剤  説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みは状況に応じて個々に拡張したり、複数が拡張したりします。

[主語]        ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
[動詞]        ,,,, [~する] という意味を表すもの
[動詞に関連]  ,,,, 名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it/たまに副詞(正確には動詞に関連するもの)-[目的語/補語] でも可
[接着剤 説明] ,,,, 前置詞/不定詞/動名詞/接続詞/関係代名詞/関係副詞 etc (正確には接着剤効果のあるもの)

拡張とは、それが単独ではなく何かと一緒に利用されることで、[表現できる幅を広げていくこと] を意味しています。


基本文について詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。

[take/bring][~を持って行く/来る] の意味の幅広さ?


動詞 [take][bring] の中心となる意味を決めたら、そこに連動可能なものを追加していきます。動詞 [take][bring] はともに重要度の高い動詞で、単体で多くの意味を持つだけでなく、前置詞/副詞と組み合わさって英熟語(または句動詞)を形成し多くの意味で利用できます。

[take][bring] の英熟語/句動詞の中には、かなり豊富に [~を持って行く/来る] と関連付けられるものがあります。どれくらいの表現が存在するのか下の表を見てください。

 

bring/take [持って来る/行く] と関連可能な組み合わせ
-- bring +前置詞/副詞 take + 前置詞/副詞
aboard
---
~を積み込む
after
---
~の後を追う,追跡する
along
~を持て行く,連れて行く
~を持って行く,連れて行く
around
(to)~を持って来る,連れて来る
届ける,~を(回って)持って行く
aside
---
脇へ/少し離れた所へ連れて行く
away
(考えなどを)得て戻る/帰る
連れ出す,引き離す,運び去る,(苦痛などを)取り除く
back
~を(元の場所・状態へ)戻す/返す,(昔の事を)想い出させる,(健康などを)回復させる
送り届ける,返す/戻す,取り戻す/返す
back to
(原点・現実などに)立ち返らせる
---
down
下に持って行く/連れて行く
(低い場所へ)持って行く/連れて行く,下ろす/下げる,取り外す
forward
前の方に持って行く/連れて行く
---
from
---
~から~を取る/取り出す
home
~を家に持ち帰る
---
in
中に持って来る,連れて入る,取り込む,連行してくる
~を家に泊める/下宿させる,入会/入学/入社させる,連行する
(人) in on
~を~に参加させる,引き入れる
---
in/into
~を持って/連れて~に入る
~を運んで/連れていく,(車で)送っていく,案内する
off
(安全な場所に)移す
~を取り除く/外す,(服/靴/眼鏡などを)外す,離陸する
on
---
(物を)積み込む,(乗客)を乗せる
out
外に持ち出す/取り出す/連れ出す,(秘密・真実などを)引き出す,発売す
~を出す/取り出す,~を抜き取る,取り除く,~を~に連れて行く/連れ出す,持ち帰る
over
~を持って/連れて来る,取り寄せる,呼び寄せる,(働きかけて)こちら側につかせる
~を持って/連れて行く,送り届ける,案内して回る
to
---
素早く逃げる,~に飛び乗る
together
~をくっつける,一緒にする,一か所に集める
---
up
上に持って来る/連れて来る
(高い所へ)持って/連れて行く,めくり上げる

 

(:[take][bring] の並びだと何か違和感を感じるので、[bring][take] の並びにしてあります)

 

 

表現の幅を拡げるには、柔軟に [外から中心へ/中心から外へ] と日本語を大まかに考えるのがお勧めです。表の中の意味を見て、-「これは {~を持って行く/来る} とは違うんじゃない?」と感じる部分には、[take] が持つ他の意味 [手に取る/つかむ] の意味をかぶせてみてください。

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そうするとより [take +前置詞/副詞] で表現可能な意味を感覚的にとらえやすくなるはずです。軸となる意味に関連性のある意味を紐づけていくことで、記憶を点ではなく線にしていきましょう。探せば他にもあるはずなので、余裕が生まれたら色々探してどんどん組み込んでいきましょう。  ([take][bring] の他の表現は違う機会に説明予定です)

前置詞/副詞から動詞を眺めると英熟語/句動詞についての理解をより深めているので、こちらの記事もぜひどうぞ。

www.colombiacolom.net

中心の意味を [~とる] 以外にするメリット


[take] の軸となる意味を [~を持って行く/連れて行く] とすることで、早い段階で [bring(持って来る/連れて来る)] も重要な動詞と考えるようになります。

そして他にも [~をとる] を [take] の中心に置かないことで得られるメリットがあります。

それは [~をとる] を考える時の混乱を軽減できる点です。日本語における [~をとる] という意味は、動詞 [get] でかなりの部分を表現可能です。最初の段階では [~をとる => get] という発想を優先させることで、どちらの動詞を利用するべきかという迷いを軽減できます。動詞の意味に軸があると使いやすいのと同じで、動詞の中にも軸となるものがあると便利ということです。

動詞 [get] の特徴・覚え方などは、こちらを参考にしてください。 

www.colombiacolom.net


重要度の高い動詞 [get, give, be, have, take, make, do, put] 等を使いこなすことは英会話上達への近道の1つです。その時に重要なのは、いかにそれらを自身の中で上手に管理し、コントロールするかです。重要度の高い動詞はそれだけ意味の拡がりも大きいので軸を決めて使い勝手をよくしましょう。そういった工夫があなたの英会話を上達させていきます。