英語を話すコツを考える

日本語と技術で英語に挑む。

結局、こういうオチかよ等、英語で表現するなら?-ネイティブとの比較18

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英語上達に絶対に欠かせないのは知るという事と、コツコツ積み上げる事です。知るにも、知らない英単語、英熟語(句動詞)、英語表現を知ることに加えて、似た表現を知る、近い表現を知る、反対の表現を知るなど様々な知るが必要となります。それらを身につける有効な手段の1つに他者の英文を眺めるというものがあります。英語のネイティブ・スピーカーと非ネイティブがどんな英文を作成するのかを眺めることで、新たな知見を増やしてきましょう。

  •  非ネイティブな私と英語のネイティブの英文を並べて比較
  •  私がどう英文を作成したのかという過程を細かく分析
  •  英語のネイティブの英文を見て浮かんだ疑問への質疑応答


という段階を経て、最終的にどうしていくべきかを解説していきます。

実際の英文作成過程と、ネイティブの英語を眺めます


利用するのは、以下の日本語です。

TITLE: [ボブ、今、どこに住んでんだ?]-18

Bob: 俺がそこに住んだら、車ないからめちゃめちゃ不便だよ。いくら安全でも、遠くて安くないなら全くメリットないよ。
 _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

Bob: 結局、こういうオチかよ~。でもみんなが言うように、危険に対する認識が甘いってのはあたってる気がするから、ちょっと住む場所変えようかな~。
まあ~、ジョンの家以外でだけど(笑)

場面設定は、コロンビアの英会話スクールに通うボブと友達、先生が授業が終わった後に学校の前で冗談を言い合っての会話。基本的に生徒と先生は、仲良くなると友達感覚でため口で話しているので、formal な言い回しはほとんど出てきません。

 

[登場人物]
1,Bob    ,,, 学校に通う生徒(一番の目的は英会話学習より...友達作り)
2,John   ,,, ボブのクラスの担当教師で、後のボブの友達。
3,Malda  ,,, 学校の教師でチーフマネージャー(女性)。ジョンの上司。
4,George ,,, 現職の警察官。とってもチャラくてナンパ好き。


点線より上は以前に説明しているので、今回は点線より下を英文にします。
それ以前の私とネイティブの英語/分析等は、こちらをどうぞ。(1から続く話です)

www.colombiacolom.net

私と英語ネイティブは(結局、こういうオチかよ~等)をどんな英語/英文にするのか?


1, [結局、こういうオチかよ~]

私の: In the end, talking with John is always like this.
Dave: Well this was a pointless conversation.          
Andy: So this is the twist ending, eh.


私の英文から見ていきます。

[結局] は色々な言い方ができますが、ここでは [in the end] とします。
他には [after all, finally, eventually, at last] 等でも表現可能です。(後ろの2つは否定文では使えません)

[こういうオチかよ~] をどんな英語にするかですが、まず省略されている部分を顕在化させます。

よく考えてみると [こういうオチかよ~] は、=>[ジョンと話していると、いつもこうなる] と考えることができます。そうすると注目するのは [いつも ~なる] という部分です。

それをみて私は [always => いつも ~する] を使おうと考えます。

すると、
=> In the end, + [ジョンと話していると、いつもこうなる] なので、


ジョンと話しているを [Talking with John] と主語にし、[こうなる] は [like this] で表現可能なので、

=> In the end, Talking with John is always like this. (結局、ジョンと話していると いつもこうなる)


[always] 等、頻度を英語で表現することについては、こちらを読んでください。


2人の英文について質問していきます。

Bob:[pointless conversation] の意味は無意味な会話という感じですか?

Dave:そうですね。あれほど話したのに結局その家に住まないから [pointless/時間の無駄] という事です。

Bob:[twist ending] は結末がないという感覚ですか?

Andy:サプライズな結論や冗談の結論の時に使います

なるほど。

私の英語を含めた3人の大まかな日本語は、
私の: [結局、ジョンと話すといつもこうなる]
Dave: [ああ、時間の無駄だったな~]
Andy: [あー結末ないやつじゃん(笑)]


2, [でもみんなが言うように、危険に対する認識が甘いってのはあたってる気がするから、ちょっと住む場所変えようかな~]

私の: But I think they are right, I don't have a sense of danger. I will change the place I live.

Dave: But I think everyone is right to accuse me of having a non-existent sense of danger, so I think I will move to a safer neighbourhood.
Andy: Still,I’ve got a feeling that what you guys have been saying about me being naive to danger is right, so I think maybe I will change my place of residence.


ここでの日本語をみて最初に感じるのは、長過ぎるってことです。

英文にしやすいようにまず2分割にします
1,[でもみんなが言うように、危険に対する認識が甘いってのはあたってる気がするから] と、2,[ちょっと住む場所変えようかな~] に。


日本語をそのまま英語にするのは、簡単なようで簡単ではない行為です


日本語と英語は言語間の距離が非常に遠く、違いがかなりあります。1番大きな違いは、英語はほぼ決まった配列順を厳守するという点です。そこを意識して、日本語をどんどん組み替えていきます。


ベースとなるのは、英語の基本文です。

基本文: :[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)


基本文とは、

基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]
([主語  動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)

英文は [主語] [動詞] [動詞に関連] [接着剤  説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みは状況に応じて個々に拡張したり、複数が拡張したりします。

[主語]        ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
[動詞]        ,,,, [~する] という意味を表すもの
[動詞に関連]  ,,,, 名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it/たまに副詞(正確には動詞に関連するもの)-[目的語/補語] でも可
[接着剤 説明] ,,,, 前置詞/不定詞/動名詞/接続詞/関係代名詞/関係副詞 etc (正確には接着剤効果のあるもの)

拡張とは、それが単独ではなく何かと一緒に利用されることで、[表現できる幅を広げていくこと] を意味しています。


基本文について詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。


私なら [でもみんなが言うことは当たってる] と、[私は危険に対する認識が甘い] に更に分割して修正を加え英文にします。

[でもみんなが言うことは当たってる] は、[私は思う  彼等が言っていることは正しいと] と考えられるので、
=> I think They're right, ({俺も}思うね 彼等が正しいと)

[私は危険に対する認識が甘い] は、[a sense of 名詞 = ~の感覚/能力] を否定形で使い、
=> I don't have a sense of danger. ({自分は}持ち合わせてない 危機を嗅ぎ分ける能力を)


それを繋げると、
=> But I think they are right, I don't have a sense of danger.

 

 


残りは [ちょっと住む場所変えようかな~] ですね。これは単純に [私は変えようかな 住む場所を] ということなので、[私は変えよう => I will change] とし、

=> I will change

残りの [住む場所 => 場所 私が住む] にしようと考え、関係代名詞 [that] を活用して、

=> I will change the place (that) I live. ({俺}変えようかな 場所を 自分が住む)

関係代名詞 [that] は説明を付け足す接着剤で、[~は ~する =>主語 動詞][~する ~を/に =>動詞 動詞に関連] という説明を接着可能です。


全てを繋げると、
=> But I think they are right, I don't have a sense of danger. I will change the place I live.


日本語と英語の違い、日本語を活かす方法については、こちらも参考にしてください。

www.colombiacolom.net


関係代名詞 [that] を使った例文はこちらにあるので、よかったらどうぞ。


2人にはいくつか質問があります。

Bob:1,ここでの [accuse me] の意味は責める/とがめるでいいですか? 2,[having a non-existent sense of danger] の意味はどう訳せばいいですか?

Dave:1,そうですね。この場合ではとがめるの方が適切かもしれません。 2,[non-existent] は存在しないことです。[no sense of danger] でもいいのですが、[no sense of danger] のニュアンスは [危機の感覚がない] で、私が使った [non-existent sense of danger] は [危機の感覚が全くない] となります。

Bob:1,ここでの [I've got a feeling] はどう訳せばいいですか? 2,[I've got feeling that ~] の [that] はどういう意味の [that] ですか? 3,[being naive] は [to be naive] でも問題ないですか?

Andy:1,[~の感じがする/~勘がある] です。 2,文章をつなげるために使っています。 3,現在ナイーブな状態ですから、[to be] ではなくて [being] になります。

英語のネイティブの方に聞いて勉強になることが多いですね。

 


3, [まあジョンの家以外でだけど(笑)]

私の: I'll move to anywhere except John's place.
Dave: As long as it isn’t john`s place, anywhere will do! (laughs
Andy: But just not to John’s place. (laughs)


ここでも [まあジョンの家以外でだけど] を英語にするために、省略されている日本語を浮かび上がらせます。考えられるのは => [(まあ)俺移動しようかなジョンの家以外の所に] といった感じでしょうか。

そうすると、ここでは未来や将来のことを、今決めたので助動詞 [will] を使います。(1つ前の [will] も同じです) ここでの [移動する] は動詞 [move] で対応可能なので、

=> I will move

後は足りていない [どこどこに(ここではジョンの家以外に)] という部分ですが、ここでは [ジョンの所以外の場所] ということなので [except] を使います。[except  + 名詞] で [~以外] という意味で使えます。[except] は主に [every, any, no (及びその合成語)や all, each] の後に使われます。

=> I will move to anywhere except John's place. (移動しよう どこかに ジョンの所以外の)


未来/将来について表現する助動詞 [will][be going to][現在進行形] については、こちらをどうぞ。


2人の英文で気になる部分を質問します。

Bob:1,[As long as] のここでの意味は何ですか? 2,[anywhere will do] の意味は [どこに行くとしても] でいいですか?

Dave:1,[~じゃなかったら] なので [John のところじゃなかったら] という意味です。 2,この文では単純に [どこでもいいと思ったら] がいいです。

Bob:[I will change ~] の[will] は、この場合 [I'm going to change] とはできますか?

Andy:どちらでも大丈夫です。

英語のネイティブの英語を眺めると勉強になるだけでなく、この場合はこうじゃなきゃいけないという考え方に囚われることがなくなるはずです。英語のルール(配列順など)に則ってさえいれば、どんな英文でも問題ないということです。

英語が話せないのは、何が原因なのか?


英語が話せるようにならない理由の1つに、分厚い英語の参考書、文法の本や、ネイティブの長い英語に辟易するという点があると思います。英語の参考書、文法の本、英語ネイティブの英文を聴いて(または眺めて)うんざりしないためには、なぜ英文が長くなるのかを理解する必要があります


長い英文を短く分解し、その部分を理解できていれば 、
-「ああ、なるほどな。」とか、
-「そういう使い方ね。参考にしよう。」と落ち着いて考えることが可能です。

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英文は日本語よりはるかに配列順に厳格な言語なので、日本語より断然システマチックです。どうやって英文が繋がっているのか注目し、わからない部分があればなぜそうなっているのかを調べて吸収していきましょう。

長い英文はいくつかの塊で構成されていると考えるのも効果的です。英語を簡単な形で頭に入れると、英語を話すのにも効果があります。


英文を長くする部分については、こちらも参考にしてください。


何かを覚えたら、そこに関連のあるものを連動させて覚えて記憶につながりをもたせていきましょう。今回なら [will] を覚えたら [be going to][進行形] だったり、[always] を頭に入れたら他の頻度を表現する副詞 [usually, sometimes] 等、動詞 [have] に目がいったら、[have] の他の意味での使い方といった感じで。 そうやって記憶をどんどん紐づけていくのが大事です。


使役動詞の [have]、それ以外の [have] の使い方は、こちららをどうぞ。


英語の仕組みをよく理解し、必要な表現や英単語、英熟語(句動詞)をコツコツ積み上げていきましょう。結局それがあなたの英語を押し上げていきます。

英語のネイティブと非ネイティブな私の英語を比較して、そこから英語上達への鍵を探るシリーズは、今回の18回目で一端終了となります。(気が向いたり要望があったりすれば第2シリーズもと考えております) ローマは1日にしてならずです。