家庭、学校、職場と人間関係が必要な場所では、何かしらの軋轢が生じて不満がたまることがありますね。普段からそれを外に吐き出している人もいれば、我慢して気の置けない仲の人の前でだけそれを吐き出している人もいます。不満も愚痴も貯めすぎると体に毒ですが、吐き出しすぎると周りが迷惑をこうむる厄介なものと言えます。
今回は、そんな扱いに注意したい [不満を言う] [愚痴をこぼす] などを英語でどう表現するか説明します。
英単語のインプットは英会話上達への第一歩??
英語を話すためには、英単語のインプットが欠かせません。
それがないと大抵、以下のようになります。(昔の私です)
効果的に英会話能力を引き上げるには、英語の決まりやルールを理解することが必要です。ただそれを知っただけで英語がどんどん話せるようにはなりません。そのためには英単語、英熟語(句動詞)、英語表現の蓄積が必要です。英語の決まりやルールに英単語を乗せていきましょう。
もし昔に戻って英単語を積み重ねるならどうする?という発想で、英単語習得について考えてみます。
[不満を言う][愚痴をこぼす][(陰で)悪口を言う] を英語で表現するなら?
Bobシニア ,,,,,,, 今の私
Bobジュニア ,,,, 昔の私(好きな言葉は明日から)
あのさ~、英単語を増やすやつの Part8 やってくれない?
今回もジュニアの希望は、なるべく簡単なやつだよね(笑)
勿論。
じゃあ日本語の [不満を言う] [愚痴をこぼす] って英語でどう表現するかわかる?
いや、全然わからないけど?
まず日本語の [不満を言う] [愚痴をこぼす] に対応するのは、
=> complain (of/about) { = complain that ~/make a complaint }
=> grumble (at/about) { = grumble to 人 that ~ }
=> gripe (at/about) { = have a gripe }
=> bitch (about)
日本語の [不平を言う] [文句を言う] [ボヤく] もこれらで対応可能。[不満を言う] [愚痴をこぼす] の中心になるのは [complain] だね。
例文でみてみると、
=> Bob complained about his salary . (ボブは不満を述べた/愚痴をこぼした 自身の給与について)
=> Sam made a complaint about the hotel service . (サムは不満を言った そのホテルのサービスについて)
=> My boss grumbled at me about my work . (上司は不満を述べた 私の仕事に対して)
=> Bob grumbled to us that the room was too small . (ボブは我々に不平を述べた 部屋が狭すぎると)
=> She had a gripe about the food at/in the hotel . (彼女は不満/愚痴を述べた ホテルの食べ物について
=> Sarah is always bitching about her sister . (サラはいつも不満/愚痴を言っている 妹について)
[complain] [gripe] は動詞を使う場合の他に、[make] [have] と名詞を組み合わせて使うこともよくあるね。(compain => complaint となるのに注意)
不満/愚痴はわかったけど、陰で悪口を言うみたいなのはどう表現すればいいわけ?
その場合は、[bad-mouth] を動詞で使って [bad-mouth 人] か、名詞で使って [put the bad-mouth on 人]、または [talk behind one's back] で [(陰で) 悪口を言う, 陰口をたたく] がいいかな。
単純に [悪口を言う] なら、[talk badly about 人] [say bad things about 人] [call 人 names] 。
=> Bob often bad-mouths his wife . (ボブはしばしば {陰で}悪口を言う 妻の)
=> Sam is always talking behind his friends back . (サムはいつも陰口をたたいている 彼の友達の)
=> Bob talks badly about his boss . (ボブは悪口を言う 上司の)
=> She often says bad things about others . (彼女はしばしば悪口を言う 他人の)
=> Don't talk me names . (私の悪口を言わないでくれ)
陰口もしないに越したことはないよね。壁に耳あり障子に目ありだからね。ジュニアも気をつけてね。あと愚痴は聞いてもらったら、お返しに聞いてあげるのが大事だよ。
ほぉ~、シニアもたまには良いこと言うね
たまに、は余計だよ(笑)
[always] [often] などについては、こちらも参考にしてください。
英語の上達に日本語は活用可能?
英語を話す時は英語で考えるのが理想です。でも正直それは簡単にできるようなことではありません。色々な勉強や練習の積み重ねがあって可能になります。なので最初のうちは背伸びをせず、日本語の感覚を有効活用していきましょう。
ある英語の表現を増やしたら、そこに対応可能な日本語が他にないか探してみましょう。ある程度複数の似た日本語の動詞を思い浮かべた時に、一つの英語の動詞/熟語が思い浮かぶとアウトプットには効都合です。自分が使いやすと感じる英単語を軸にしてそこに英語表現と日本語をぶら下げていきましょう。
日本語の有効活用については、こちらも参考にしてください。
以下の中に、動詞を当てはめると考えてもいいです。
=> [主語 動詞 動詞に関連するもの(目的語/補語) ~ (接着剤 説明)]
三つの要素 [主語][動詞][動詞に関連] は単独だったりルールの範囲内で長くなったり、[接着剤+補足] はなかったり複数使われたりすることで英文は形成されます。
詳しくは、こちらを読んでください。
自分の身近にある表現を増やしていきましょう。個人的なお勧めは動詞からですが、何から積み重ねていっても何ら問題はありません。重要なのは自身の中に引き出せるものを蓄積していくことです。
参考文献。
ローマは一日にしてならずです。