英語を話すコツを考える

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英語の話し方を身につけよう-実践編3-確信の度合いについて。

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皆さんは、[それはこうなる。あれはこうだ] 等々、断言ばかりしている人と会話をすると、どんなことを感じますか。断言ばかりで会話をする人に何かしらの違和感を感じるのは、日本語に限らず英語においても同じことが言えます。

そういう事態を避けるためには、自身の確信の度合いの差を相手に伝える必要があります。今回は、その確信の度合いを、英語でどうやって表現していくのかについて解説していきます。(そこから英会話上達へのヒントを探ります)


英語における確信の度合いの表現方法とは

世の中、確信して言えることより、むしろ確信して言えないことのほうが多いのではないでしょうか。その差をある程度、明確化して相手に伝えることで、会話を円滑にしていけます。英語には、動詞の表現を助ける助動詞(動詞を拡張させるもの)があります。

その助動詞には推量という使い方があって、それは断定できないことについて話すときに利用するものです。その時、どの助動詞を使うかによって、あなたの確信の度合いがどのくらいなのかを相手に伝えることができます。


[確信の度合いを英語で表現するには]

1、He  will  be  there  .(彼は いるでしょう そこに)
2、He  would  be  there  .(彼は いるんじゃない そこに)
3、He  may  be  there  .(彼は いるかもしれない そこに)
4、He  might  be  there  .(彼は いるかもしれない そこに)
5、He  must  be  there  .(彼は いるに違いない そこに)

(ここでの [would] [might] は過去形の意味はありません)

  •  will -85~90%くらいの確信度
  •  would-65~70%くらいの確信度
  •  may  -50%くらいの確信度
  •  might-35~45%くらいの確信度
  •  must -95%くらいの確信度

(何%という数字はあくまで目安です)

これらは、全て基本文の中の動詞が拡張した文で、動詞の左側に補足要素が加わっています。

1、主語 [will + 動詞の原形]  動詞に関連 ~ (+接着剤 説明)
2、主語 [would + 動詞の原形] 動詞に関連 ~ (+接着剤 説明)
3、主語 [may + 動詞の原形] 動詞に関連 ~ (+接着剤 説明)
4、主語 [might + 動詞の原形] 動詞に関連 ~ (+接着剤 説明)
5、主語 [must + 動詞の原形] 動詞に関連 ~ (+接着剤 説明)


基本文を簡単に説明しておくと、

基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]
([主語  動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)

英文は、[主語] [動詞] [動詞に関連] [接着剤  説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みは、状況に応じて個々に拡張したり、複数が拡張したりします。

[主語]        ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
[動詞]        ,,,, [~する] という意味を表すもの
[動詞に関連]  ,,,, 基本、名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it(正確には、動詞に関連するもの)
[接着剤 説明] ,,,, 前置詞/不定詞/動名詞/接続詞/関係代名詞/関係副詞 etc (正確には、接着剤効果のあるもの)

拡張とは、それが単独ではなく何かと一緒に利用されることで、[表現できる幅を広げていく] ことを意味しています。

基本文について知りたい方は、こちらを読んでください。


1~5を簡単に説明すると、

1の [will] は、[(おそらく)~でしょう] とかなり高い確信を持っていることを表現する。

2の [would] は、[will] より確信度が下がって、[~なんじゃない] とだいたい60%以上80%未満くらいの確信を持っている場合に利用します。

3、4の [may] [might] は、[~かもしれない] という意味で使われます。文法の本によっては、[may] [might] の [~かもしれない] にはほとんど違いはないと書いてあるものもあります。あまりその二つの差を気にすることはないのかもしれませんが、通常、助動詞は過去形にすると意味が弱まるはずなので、[might] は [may] より確信の度合いが低い35~45%くらいと考えればいいと思います。

5の [must] は、[~に違いない] と、あることについて、かなり確証に近いものを持っている場合に利用します。


[will] が何%で、[would] が何%なんて書いてないものも沢山あります。数字を入れたのは、何%という指標がある方がインプットしやすいと考えているからです。

これらの助動詞は、事実や、実際にそれがおこる確率がどのくらいあると述べているわけではありません。あなたが、それについてどのくらいの確信の度合いを持っているのかを表現するためのものです。


どうやって覚えたものを使えるものにするのか?

 

私が重要視してきたのは、[どうくくるか] という点です。

このどうくくるかというのは、自分の記憶が引き出しやすいように [どう小さくくくってインプットするのか] という事です。

英語を身につけていく過程でインプット作業の工程を省くことは絶対にできません。でもそれがインプットのためのインプットでしかないのなら何の意味もありません。重要なのはアウトプットするために、どうインプットしていくのかです。それには自分が記憶を引き出しやすいように、都合の良いように少し小さいくくりにして頭に入れるのです。これは自身の英会話を上達させるためのひとつの技術と言えます。
                     

私は確信の度合いを、[will > would > might] の三つでくくりって、それを基本形態としています。


[may] は、[might] でほぼ同じ代用できますし、[~してもよい(許可)] という意味でも利用できるので、基本そちらで使うことにします。(この使い方はそのうち説明します)

また、[must] の [~に違いない] は、思い出した時に上手くタイミングが合えば利用することとします。[must] を上の3つの中に組み込まない理由は、[must] が、将来の推測に用いることができないからです。

他の4つは、
1、He  will  be  there  tomorrow .(彼は いるでしょう そこに  明日)
2、He  would  be  there  tomorrow .(彼は いるんじゃない そこに 明日)
3、He  may  be  there  tomorrow .(彼は いるかもしれない そこに 明日)
4、He  might  be  there  tomorrow .(彼は いるかもしれない そこに  明日)

という形で、今現在のことへの推量・予測だけでなく未来のことへの推量・予測をすることが可能なのですが、[must] は、現在のことについてしか表現できません。

なので、かなり高い確率でこうなるのではと将来の事を推測する場合は、[must] ではなく [will] を使います。[must] の利用頻度を低くし、[may] はこの意味では使わないと決めることで使う条件を狭め、他の三つを使いたいと思った時に素早く記憶から引き出しやすくするということです。

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そして、その基本形態に、[I  think] を加えることで表現を和らげます

自分以外の人(他者)が行うであろう行為に対して、特に [will] を頻繁に使用していると、
なんで自分の事じゃないのにそんなに断言してるんだと思われる可能性があるので、[I  think ~(私は 思うよ)] を活用して表現を柔らかくします。

基本文の頭に、[I  think] をつけるだけです。

=> [I  think + 基本文 .]
=> [I  think + he  will  be  there .](私は思うよ 彼がいると そこに)


発想としては、確信の度合いについて表現したい時に、[will > would > might] という図式が頭の中にパッと思い浮かぶようにしたいということです。

それができれば、後は、それと動詞をどう組み合わせていくかになります。英語を話すには、動詞をどうするかを決めることが重要な要素です。

動詞の重要性はこちらに書いてあるので、ぜひ読んでください。

www.colombiacolom.net

英語を話すために最初に重要になる動詞を強力に補足してくれるのが、助動詞です。その助動詞を使いこなすためには、使いやすいように自分なりに分類わけをしておくことだと思います。もちろん、ここで提案したどうくくるかは、私の考えでしかありません。自分ならこの方が良いなと思う部分は、どんどんあなた自身の都合のいいようにカスタマイズしていきましょう。自分ならこうするという視点は、英会話上達には欠かせない要素です。

他の動詞を拡張させる助動詞を、どうやって使えるものにしていくのかは、こちらにも書いてあるので一緒にどうぞ。


また動詞の拡張については、

www.colombiacolom.net

こちらにも書いてあるので気になる方は読んでください。


そこに付け加えたい要素があります

 

皆さんは、一日のうちで、[たぶん] という言葉を使わない日ってありますか?

この [たぶん] という言葉は、日本語に限らず英語でも効果的に利用できます。

確信の度合いを表現する時に、この [たぶん] を組み合わせてることで、そうだと思うけど確かではないというニュアンスを付け加えることができます。

英語で [たぶん] は、 [probably] と [maybe] を使います。(他にもあるのですが、取りあえず今回の助動詞との組み合わせはこの二つを利用します)


[maybe] は、[It  may  be  that] を省略したものなので、[may] を利用した場合と [maybe] は、ほとんど同じ意味で使われます。

つまり、It  may  be  true . (= Maybe  it's  true .) ということです。

それなら、使い方の違いは何でしょう?

[maybe] の良さは、英文の頭にいれるだけで日本語の [たぶん] と同じ感覚で使える利便性にあります。また、[will] と一緒に活用できたり、助動詞を用いない現在形の基本文とも一緒に使えるのも便利です。

He  will  come  here .(彼は来るでしょう ここに)
=>Maybe  he  will  come  here .(たぶん 彼は来るでしょう ここに)

He  is  wrong .(彼は 間違っている)
=>Maybe  he  is  wrong .(たぶん 彼は 間違っている)

[maybe] と、[may/might] は基本一緒に使いません。


それよりも、確率が高いと思う場合は、[maybe] ではなく、[probably] を使います。[probably] を使うと、あなたがかなり高い確率でそう思っているということを伝えられます。

=>Probably  she  will  come  here .

(= She  will  probably  come  here .)
たぶん(8割がた) 来るだろう ここに

[maybe/probably] の位置は文の頭か、動詞の前後のどちらでも問題ないのですが、最初のうちは文の頭で利用することをお勧めします。文の頭で使うと、日本語の [たぶん ~だろう/~じゃないかな] という文の配列順をそのまま活用できるからです。


確率が低いと思っていることについて言う場合は、どうすればいいのでしょう?

それには、今までに勉強してきた [will] を使います。

~する確率が低いということは、~しない確率が高いということなので、[~しないだろう] と言えば、~する確率が低いということを伝えられます。
 
~する確率が低いと思うなら、
=> He  won't  come  here .(彼は 来ないだろう ここに)と表現しましょう。

基本的に [probably] は、否定文と一緒に使いません

 

[maybe] と、[probably] は、受け答えのときにも、便利に使えます

例えば、彼女はくるかな?と聞かれて、その返答に、
Maybe .(たぶんね)
Maybe  not .(たぶん来ないよ)
 
かなり、高い確率で、彼女が来る/来ないと思うのなら、
Probably .(たぶんね-8割方)
Probably  not .(たぶん来ないよ-8割方)

ついでに、誰々が~するのかどうか、わからないときは、
=> I  don't  know .(知らないよ/さぁ、わかんないなぁ)を活用しましょう。

このように、[will > would > might, (+ must)] を自分の軸として設定し、そこに、[I  think, Maybe, Probably] を絡めることで自身の確信の度合いを上手く表現していきましょう。それがあなたの英会話上達につながっていくはずです。

 

英語上達に行き詰まりを感じているなら、英会話レッスンも1つの手かなと思います。