英語においてワード自体は記憶に残っているが、それがどういったものかは曖昧になっているものってありませんか?私にとってそういうものの1つが完了形(現在/過去完了形)でした。完了形は、ある部分に注目すると意外なほど簡単なものに感じます。今回は、もし過去の自分に完了形(ここでは現在完了形)の良さと簡単さを伝えるならどうするかを考えます。
そもそも現在完了形とは?
現在完了形は、動詞の意味を助けるもので、
基本文の中で使う場所をみると、
[主語 have/has+動詞の過去分詞 動詞に関連 ~ (接着剤 説明)] と動詞の前に [have/has] を配置し動詞が過去分詞となります。
基本文とは、
基本文:[主語 動詞 動詞に関連 ~ (+ 接着剤 説明)]
([主語 動詞 動詞に関連] までが、基本文の核)
英文は [主語] [動詞] [動詞に関連] [接着剤 説明] という四つの枠組みで構成され、それら四つの枠組みは状況に応じて個々に拡張したり、複数が拡張したりします。
[主語] ,,,, I/You/He/She/We/They/It/名詞
[動詞] ,,,, [~する] という意味を表すもの
[動詞に関連] ,,,, 名詞/形容詞/me/you/him/her/us/them/it/たまに副詞(正確には動詞に関連するもの)-[目的語/補語] でも可
[接着剤 説明] ,,,, 前置詞/不定詞/動名詞/接続詞/関係代名詞/関係副詞 etc (正確には接着剤効果のあるもの)
拡張とは、それが単独ではなく何かと一緒に利用されることで、[表現できる幅を広げていくこと] を意味しています。
英語の基本文について詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
現在完了形のわかりにくい部分は?
現在完了形の何がわかりにくいと感じていたのか、当時を思い出しながら考えていきます。
Bobシニア ,,,,,,, 今の私
Bobジュニア ,,,, 昔の私(好きな言葉は明日から)
そもそもさ~。現在完了形って、存在自体が謎なんだけど?
現在完了形ってなきゃならない理由ってあるの?
なきゃならないって理由ね。それがなくても何とかなるのかと言われれば何とかなるよ。まあでも、それがあったら便利なんだよね。ジュニアも便利なのと便利じゃないのどっちが良いかって聞かれたら便利な方でしょ?
そりゃまあ便利な方が良いよね。
じゃあ現在完了形を身につけよう。
簡単に現在完了形を考えると?
じゃあ現在完了形を超解りやすく説明してよ。
現在完了形は、ある過去から現在まで続く行為を1つの英文で表現するものだね。
でもって、現在完了形が使えると便利なのはどこなの?
それは以下の例文をみて、
1, I lost my wallet. (私は失くした 財布を => {今どうなのかは不明)-過去形
2, I've lost my wallet. (私は失くした 財布を => {今も失くしたまま})-現在完了形
過去形だと単に以前起こった/行ったことを伝える、現在完了形だとある過去から今現在まで継続している(または継続していた)ことを伝えることが可能なんだよね。
相手に、ある過去から現在まで続いている/続いていたことを1つの英文で伝えられるから便利ってことだよ。
なるほどね。
正直、それだけ頭に入れて使い方を覚えればいいと思うよ。大抵、それで何とかなるから。
んん? でも現在完了形って確か他にも、完了、結果、経験、継続?みたいな感じでいくつかに分かれてなかったっけ?
全部、ある過去から現在まで続く行為って部分に集約可能だから、覚えなくても特に問題ないよ。正直そういった言葉は後から付けたものだろうから、後で文法用語が必要になったら勉強すればいいと思うよ。
えっ、嘘だよね?
文法書などに載ってんるのは以下のような例文だよね。
1, Bob has just finished the task . ([完了]=>ちょうど~した)
2, The bus has arrived here . ([結果]=>~した(結果...))
3, Sarah has been to Kyoto . ([経験]=>~したことがある)
4, I have lived in Okinawa since 1999 . ([継続]=>~している)
[経験] はちょっとモヤモヤする部分があるかもしれないけど、概ねある過去から現在まで続く行為を表現するに集約可能かと。(経験は現在に至るまでにと考えると集約可)
それに英語を話す時に、これは継続だから~、経験だから~、なんて全く考えないんだよね。今現在、自分の深層心理の中に存在しているのは、過去から現在まで継続した行為なら現在完了形を使おうってことだけだよ。
要はそう考えた時に、
通常、[主語 動詞 動詞に関連するもの ~] の動詞の前に、have/has を入れて動詞を過去分詞にするってことだね。
英語を話すってことに特化すれば、なるべく簡素化して頭に入れることが大事なはず。
そうしないといざ使うって段階で中々情報を引き出せないと思うんだよね。現在完了形は、ある過去から行っていることと、それが現在まで続いていることが同時に伝えられるから便利なのに、色々な要素が頭に入ってるとアウトプットの時に邪魔になるなら本末転倒に思えるよ。
なるほどね~。現在まで続いてる/続いていたって部分がキーなのね。
要するに完了って言葉に引っ張られるのがよくないと(笑)
それについては共感しかないよ(笑)
現在完了形も動詞の左側に補足要素を加えたものだから、感覚としては前にも説明した助動詞と同じくくりだね。セットで覚えることをお勧めするよ。
助動詞については、こっちを参考にしてね。
現在完了形を覚える時、一緒に覚えたいもの
それが理解できたら、後は期間を付け足せるようにしたいよね。
期間って、何の期間?
何時からそれを継続しているのかと、どのくらいの間それを継続しているのかの期間だよ。
それにはこっちを読んでみて。詳しく載ってるから。
おっ、手抜きなの?
手抜きじゃなくて、ちょっと手間を省いただけだよ(笑)
大事なのは、まず現在完了形がどんなものかを十分理解して使えるものにすることだから。それができるようになってから、期間を付け足せるようにしてね。
よし、明日から始めよう。
結局、それかい(笑)